【医師監修】どうしてもシミを消したい!自分に合うケア方法は?

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数ある肌悩みの中でも、シミが気になっている方もいるでしょう。そんなシミを消すための方法があれば知りたいもの。そこで今回は、気になるシミをケアする方法をご紹介します。自宅でできるシミ対策をはじめ、シミにアプローチする美容クリニックでの施術などをまとめました。シミの原因や種類を把握して、自身にマッチしたケア方法を見つけましょう!

監修:エルムクリニック広島院 花ノ木まどか医師

シミの原因と代表的な種類

シミ対策

では早速、シミができる主な原因と代表的な種類についてご紹介します。

シミの主な原因をチェック

シミができる主な原因のひとつとして考えられているのが、紫外線です。肌に紫外線を浴びることで、メラニン色素が過剰に作られることがあります。通常、肌はターンオーバーを繰り返して新しい皮膚に生まれ変わり、このときメラニン色素も一緒に排出されますが、過剰に作られたメラニン色素の排出が追いつかないことも。すると、メラニン色素が肌に残り、シミとなって表れるのです。

そのため、食生活の乱れや運動不足といった、肌のターンオーバーを乱れさせる可能性がある行動により、シミができることもあります。こういった生活習慣の乱れのほかにも、肌に過剰な摩擦を加える、女性ホルモンが乱れているといったことがシミの原因となる可能性も。シミの発生はさまざまなことが関係しているため、普段の生活を今一度振り返ってみることが大切です。

シミの種類にはどんなものがある?

シミにはいくつか種類があります。代表的なものは下記の通りです。

  • 老人性色素斑…別名「日光黒子(にっこうこくし)」ともいわれるシミで、紫外線が原因とされている。比較的境界線がはっきりとしており、盛り上がりのない大小さまざまな円形で茶褐色であることが特徴。
  • そばかす…別名「雀卵斑(じゃくらんはん)」ともいわれ、目の下から頬にかけて複数表れるシミ。季節によって色が変化することもあり、明るい黄褐色をしているのが特徴。遺伝に関係しているのではないかとされているが、大人になっても残っている場合はほかの要因が関係している可能性もある。
  • 肝斑…頬あたりをメインに、左右対称に表れるシミで、口元や額にできるケースも。明確な原因は不明だが、女性ホルモンなどが関連しているのではないかと言われている。

自宅でできるシミ対策は?

シミ対策

ここからは、自宅でできるシミ対策をご紹介します。どれも簡単に取り入れられるので、今日からぜひ実践してみてください。

紫外線対策は1年中!

紫外線対策はシミ対策に欠かせないケアのひとつです。紫外線は年中地上に降り注いでいるため、1年を通して紫外線対策をしましょう。また、窓から室内に入り込む紫外線もあるため、屋外に行く際だけでなく、屋内にいる場合でも紫外線対策をするのがおすすめです。具体的には、日焼け止めを塗ることが代表的。こまめに塗りなおして、しっかり肌を守りましょう。また、サングラスや日傘などを活用する方法もあります。

日々のスキンケアを丁寧に

肌が乾燥状態である場合、バリア機能がダウンして紫外線の影響を受けやすくなると考えられています。そのため、シミ対策のひとつとして、保湿ケアも取り入れましょう。洗顔後にできるだけ早く化粧水や乳液を塗布する、保湿力に優れたスキンケアアイテムを取り入れるといった方法があります。
また、クレンジングや洗顔の際に、肌にできるだけ摩擦を加えないようにするのもポイント。摩擦は、メラニンを生成する細胞であるメラノサイトを刺激することがあるため、避けたい行為。優しくマッサージするように泡で洗顔する、タオルで拭く際は優しく抑えるといった工夫をしてみてください。

ビタミンC・Eを積極的に摂取

メラニン色素の生成を抑制するとされるビタミンCや、抗酸化作用が期待できるビタミンEといった栄養素が含まれる食品を積極的に取り入れましょう。ビタミンCが含まれる食品として代表的なのは、ブロッコリーやイチゴ、キウイフルーツなど。ビタミンEを含んでいる食品は、ナッツ類やアボカド、ウナギなどがあります。これらの栄養素を意識して、バランスの良い食生活を心がけましょう。

美容クリニックでできるシミ治療2選!

シミ対策

続いて、できてしまったシミにアプローチする、美容クリニックでの治療法を2つご紹介します。シミに悩んでいる方は必見です!

衝撃波でアプローチ!ピコレーザー

ピコ秒という短い時間でレーザーを照射し、シミ治療を行なう施術で、「ピコレーザートーニング」「ピコスポット」「ピコフラクショナル」などがあり。照射時間が短いことで、肌への熱作用が軽減され、衝撃波によって色素を破壊します。シミやそばかすをはじめ、ニキビ痕や小ジワにもアプローチ可能。施術後に赤みや水疱などが表れることがありますが、メイクや入浴は当日からOK。肌へのダメージが少なく、日常生活に影響を与えにくい治療法のひとつです。

幅広い悩みに◎フォトフェイシャル

IPL(Intense Pulsed Light)といわれる、幅のある波長の光を顔全体に照射して治療する施術です。肌悩みの原因となる部分(メラニンなど)にIPLの光が当たると、熱エネルギーに変化してアプローチします。肌トラブルの原因となっている部分にだけ作用するため、素肌へのダメージや痛みが少ない施術。また、コラーゲンなどを作り出す線維芽細胞を刺激することで、ハリのアップなども目指せます。フォトフェイシャルも、メイクや入浴は当日からOK。施術時間も短く、気軽に受けやすい治療法です。

シミ対策をして理想の肌を目指そう!

シミを予防するには、日々の紫外線ケアや保湿、生活習慣に配慮することが大切です。できそうな対策をピックアップして、今日から早速トライしてみてください。すでにできてしまったシミにアプローチするには、美容クリニックで治療を受ける方法もあります。医師による正しい診断を受け、個々にマッチした治療を受けましょう。

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