【医師監修】子育て中の肌トラブル!ホームケアや美容医療で本格アプローチ
子育てに追われる毎日、ふと鏡を見ると気づかないうちに目尻にシワが…。なんてことはありませんか?ママは子供のことで手いっぱいで、自分のスキンケアは後回しにしがち。肌トラブルに悩む方は少なくありません。この記事では、子育て中に多い肌トラブルとその原因を解説。簡単にできるホームケアから美容医療による本格的な治療までご紹介します。自分の肌にちょっと時間を割いて、キレイなママを目指してみませんか?
監修:YAYOI CLINIC 伊藤やよいこ医師
子育て中に多い肌トラブルとその原因は?
子育て中に多い肌トラブルには、シミ・シワ・乾燥・たるみ・ニキビなどが挙げられます。その原因の1つは、加齢。そして、ストレスや紫外線ダメージ、ホルモンバランスの変化など複数が考えられます。とくに産後間もないうちはホルモンの影響でシミができやすい状態。授乳による貧血、睡眠不足なども肌に影響すると言われています。
お風呂上がりは子供の保湿や着替えに時間をとられ、自分のスキンケアを怠った結果、肌トラブルが…という話もあるあるではないでしょうか。“水分を与えて油分でフタをする”がスキンケアの基本ですが、これができないと肌は水分を奪われてトラブルを招きやすい状態になってしまいます。
自宅でできる対策は?
時間がない中でも、簡単にホームケアに取り入れられる肌トラブル対策をご紹介しましょう。
乾燥対策
お肌が乾燥する原因は、空気の乾燥や紫外線ダメージ、誤ったスキンケア。毎日の洗顔に熱いお湯を使ってはいませんか?洗顔はぬるま湯で、できるだけ肌に摩擦などの刺激を与えないよう優しく洗うようにしましょう。そして、洗顔後はすぐに保湿を!化粧水・乳液・クリームまで塗れるとベストですが、時間が取れない場合はオールインワンタイプのスキンケア用品を使うのもアリですね♪
お肌の乾燥を防ぐためには、紫外線対策も1年を通して怠らないように。紫外線は屋内でも降り注ぐため、日焼け止めは毎日欠かさず塗るほうが良いでしょう。
シミ・シワ・たるみ対策
シミ・シワやたるみの原因の大半は紫外線だと言われています。まずは、1年を通して日焼け止めや帽子などで対策をしましょう。また、年齢に応じたケアとしてエイジングケアを取り入れるのもおすすめです。保湿やシワを目立ちにくくする働きを持つナイアシンアミド・ツボクサエキス(CICA)、シミ予防や美白、たるみへのアプローチにレチノール、といった成分配合のスキンケア用品を選ぶのも◎
ニキビ対策
ニキビは皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりが原因。まずは洗顔・保湿をしっかり行い、肌のコンディションを整えるようにしましょう。紫外線はニキビの悪化につながるため、日焼け止めは欠かさず塗るように。“ノンコメドジェニックテスト済”などの表示があるタイプはニキビ肌向けなのでおすすめです。
美容クリニックでできる対策は?
美容医療であれば、肌トラブルをプロの手で根本から治療できます。費用はかかりますが、365日休みなく子育てに励む自分へのご褒美にも♡
乾燥対策
セルフケアでは一時的に治ったように見える乾燥肌なのに、すぐにカサカサ肌にもどってしまう…といった方は、こちらはいかがでしょうか。
イオン導入
イオン導入器を用いて皮膚に大変弱い電流を流し、ビタミンCやビタミンAなどの専用のエッセンス剤を肌に浸透させます。乾燥対策としてはビタミンAが効果的と言われています。
リジュラン
注射治療の1つで、肌の水分バランスを整えてくれます。細胞に働きかけて肌にハリをもたらすため目元やおでこの小ジワへのアプローチ、肌のキメを整えるといった効果も。
シミ対策
メイクで上手く隠せても、すっぴんになるとシミがたくさん…なんて日々とはお別れしましょう。
ピコレーザー
レーザー治療の1つで、ピコ秒という非常に短い照射時間でシミのもととなるメラニンを減らします。照射モードが3つあり、ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポットから1つ選択するようになります。シミの場合はピコトーニングかピコスポットを選ぶ方が多いようです。
フォトフェイシャル
IPLという広範囲の光を照射してメラニンを分解する治療です。コラーゲンを生成する細胞も活性化するため、シミやそばかすへのアプローチに加え、肌のキメを整える効果も期待できます。
シワ・たるみ対策
一気に老けたように感じさせる顔のシワ・たるみ。メイクでもカバーしづらい肌悩みには、次のような治療はいかがでしょうか。
ヒアルロン酸
注射治療の1つで、ヒアルロン酸をシワが気になる部分に注入します。肌にボリュームが戻り、シワが目立ちにくくなります。ほうれい線・おでこなど、顔だけでもさまざまな部位の治療が可能です。
ジェネシス
レーザーによって真皮上皮までアプローチし、コラーゲンの生成を促して肌にハリや弾力をもたらします。シワやたるみだけでなく、肌の赤みや目の下のクマの治療にも使われます。
ニキビ対策
小さくてもポツンと顔にあると厄介なニキビには、次のような治療が考えられます。
ケミカルピーリング
ピーリング専用の薬剤を顔に塗り、古い角質を取り除いて肌のターンオーバーと整える治療です。ニキビやニキビ痕だけでなく毛穴の開きや黒ずみなどにも効果が見込めます。
ダーマペン4
極細の針を使って肌に穴を開け、創傷治癒力(自然に治癒する力)を使って肌のターンオーバーを促します。ホームケアではなかなか改善しづらいニキビ痕の治療に向いています。
トラブル知らずのキレイな肌でもっと笑顔に♡
子育ては思うようにいかないことが多く、イライラしがちですよね。そんな状況で肌トラブルがあると、さらに気分は落ち込んだりイライラしたりと負のスパイラルに。子供にとっては、ママの笑顔が一番です。まずは今日からできるホームケアで、トラブル知らずの肌を目指してみませんか?キレイな肌は、ママの笑顔に、そして家族みんなの笑顔につながるはずです♪
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担当ライター