放課後等デイサービスとは？広島市の通所支援型施設10選

放課後等デイサービスとは？

放課後等デイサービスとは、2012年4月に提供開始された児童福祉法に基づく支援です。支援の対象となるのは、障害のある小学生～高校生（6歳～18歳）までの就学児。放課後や休業日に家庭や学校とは異なる空間で発達支援（生活能力向上に必要な訓練や社会交流の促進、その他の便宜を供与する）サービスを提供し、子供の健全な育成を図ることを目的に運営されています。子供の最善の利益を保障することはもちろん、障害のある子を持つ保護者を支援するという側面もあり、親と子が向き合う際の精神的・時間的ゆとりや自信を持たせる役割も担っている支援です。サービスを利用する子供や保護者のニーズがさまざまであるように、提供される支援内容も施設によって多岐にわたるのが本サービスの特徴。以下では、広島市にある多種多様な放課後等デイサービス施設を10件ご紹介します。

なりたい・やりたい！笑顔溢れる未来を想像【EMMA（エマ）利松教室 】

佐伯区のEMMA 利松教室では、5年後、10年後のイメージを実現する学びと「笑顔で生きる力」を育てる5つのプログラムをラインアップ。五感を使うアートセラピーや、プラモデル・eスポーツを用いたプログラムで集中力・達成感・状況判断能力などの向上を図ります。

個々に応じた運動と学習でできた！を増やす【クォーレプレミオ 五日市中央教室 】

出典：放課後等デイサービス・児童発達支援 クォーレプレミオ

クォーレプレミオ 五日市中央教室では、読み書きや計算などの学習能力に運動能力が関わる点に着目。子供の発達段階に合わせた大小の運動を取り入れ、ゴールデンエイジ（6歳～12歳頃）に完成されるあらゆる能力を高めて学習効率アップを目指します。

親子・友達と安全に成長できる環境を【イチバンボシ 庚午教室 】

イチバンボシ 庚午教室は、心身の調子を整えてリラックスすることを土台に、のびのびと成長できる安全な環境を提供します。タッチケアの「ぐるーみん」は、自宅でもできるリラクゼーションとして有効。心と身体を安定させ、運動・学習能力やコミュニケーション力を伸ばします。

みんなで遊び、学びながらゆっくりと【ポレポレ 】

スワヒリ語で「ゆっくり、ぼちぼちと」という意味のポレポレは、急がず焦らず、穏やかな気持ちで過ごそうという願いを込めて名付けられた西区の施設。仲間とふれあうことで社会性や自分自身の強み・弱みを知り、自信を持って人と接することができるようになってほしいという考えのもと、サポート体制を整えています。

自分らしく生きるための自己効力感を養う【みらいる天神 】

出典：児童デイサービス・放課後等デイサービスみらいる【MIRAIRU】

東区矢賀のみらいる天神では、さまざまな可能性を秘めている子供たちがその力を発揮できるよう、個性を大切にしながら一人ひとりに合ったプログラムを実践。日々の療育活動を通じ、達成感や「自分ならできる」という自己効力感を養い、好きなこと・得意なことを探していきます。

土に触れることで五体・五感を駆使【じゃがいもの学校 】

出典： 放課後等デイサービス じゃがいもの学校

安佐南区にあるじゃがいもの学校は、農作業や音楽プログラム、山小屋のような教室が特徴的な施設。農作業を体験できる田畑、愛媛県のみかん畑では季節ごとのイベントが目白押しです♪土に触れることで五体と五感を刺激し、体づくり、総合的な感受性の育成を促します。

独自のプログラムと居場所を作って自律促進【ウィズ・ユー広島 】

出典： 放課後等デイサービス ウィズ・ユー広島

独自の療育プログラムで生活能力向上、自律促進の支援を行うウィズ・ユー広島は南区仁保の施設。放課後等デイサービスの最大の役割は「子供たちが自律生活できるようになること」と考え、豊かなプログラムの中で楽しさを持続し、自主性や継続力を育みます。

衣食住、自然や生き物とのふれあいを大切に【えん 】

出典：放課後等デイサービス えん

中区吉島のえんは、児童発達支援管理者や社会福祉士といった専門知識の豊富なスタッフが在籍する施設です。地域交流では、子供食堂やアニマルセラピーを通じて衣食住や命の大切さを学ぶことも忘れません。ペアレントトレーニング支援や親子合同ランチなど、さまざまなイベントも行っています。

多彩な体験行事とフィードバックが特徴【Do not mind（ドンマイ） 】

出典：株式会社PRESENT

山登りや魚釣りなど、実に多くの体験行事に参加できるDo not mindも中区吉島の施設です。体験活動が単なる思い出にならないよう、イベント後は必ずフィードバックを実施。日常生活や社会活動において重要なキャリア教育・非認知能力を育てることにも力を入れています。

一軒家のアットホームな放課後等デイサービス【HUG（ハグ）くみのいえ 】

出典： ベルアージュの発達支援 広島の放課後等デイサービス

安佐北区のHUGくみのいえは、アットホームな雰囲気を活かした室内あそびや集団活動を通じて療育支援を行う定員10名の施設。季節ごとの行事やお出かけ、運動や食育など、小規模だからこそできる密なふれあいが親子ともに喜べる体験につながっています。

子供の特性・個性を大切に…親ができることは何か？

広島市の放課後等デイサービス施設をご紹介しました。放課後等デイサービスを利用するには、医師などに療育の必要性を認められ、自治体の交付する障害児通所支援受給者証が必要です。世帯所得や障害の程度によって、利用料金や利用回数が異なることも知っておきましょう。放課後等デイサービス施設では、利用者に一律の支援を提供するわけではありません。施設ごとの特徴や強みを知り、子供がのびのびと成長できる環境を選んであげられるといいですね。

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