贅沢な自然体験ができる“ぼうけんの森”って?広島「ほうりんこころ幼稚園」の年長さん&先生にインタビュー!

この記事をシェアする

広島市安佐南区エリアにある幼稚園のなかでも、広大な敷地で知られる「ほうりんこころ幼稚園」!園舎だけでなく、自然豊かな環境のなかのびのび過ごせる幼稚園です。今回は、そんなほうりんこころ幼稚園のなかでも、園児たちから大人気の“ぼうけんの森”についてご紹介!現在年長さんの園児たちと先生にその魅力をインタビューしました。
こころ幼稚園ならではの贅沢な自然環境を活かした保育の様子と共にまとめました。気になる魅力をさっそくチェックしていきましょう!

「ほうりんこころ幼稚園」の“ぼうけんの森”は自然の教科書♪

外遊びの時間が長い♪安佐南区「ほうりんこころ幼稚園」

出典:ほうりんこころ幼稚園公式サイト

「ほうりんこころ幼稚園」は、浄土真宗・西念寺を母体とした法輪学園が運営する幼稚園です。2024年現在、法輪学園が運営する幼稚園は広島県内に11施設あります。
多数ある施設のなかでも、ほうりんこころ幼稚園はセントラルシティこころの中心部にあり、たくさんの子どもたちが利用している園。7時15分からの早朝預かり時間外保育などの預かり保育も充実しているとあって、フルタイムで働くママもたくさん利用しているんです♪

ほうりんこころ幼稚園の園舎については下記記事をチェック!

HP

子どもたちの心をいっぱいに満たす♡裏山にある7,700平方メートル超えの「ぼうけんの森」

今回ご紹介するのは、ほうりんこころ幼稚園の裏山。その名も“ぼうけんの森”!
7,700平方メートルもの広大なぼうけんの森には手つかずの自然そのままが残されていて、子どもたちの心がときめくような自然体験ができる環境が整っています。

そんなぼうけんの森の魅力について、年長さんと先生たちにインタビューしました♪

毎日行きたくなる“ぼうけんの森”の楽しさってなに?年長さんに聞いてみた♪

まずインタビューしたのは、ぼうけんの森の魅力を知り尽くしたほうりんこころ幼稚園の年長さん♪みんなぼうけんの森での活動が大好きなのだとか。
ぼうけんの森での楽しい遊びや環境について聞いてみました。

ぼうけんの森でどんなことが楽しい?

大きな声で園舎に向かってヤッホー!と叫ぶ子どもたち。
「教室にいるおともだちが返事をしてくれるの!」
とさっそくぼうけんの森ならではの楽しみ方を教えてくれました。

「春には桜が咲いてとってもきれい!」
ぼうけんの森には、ヤマツツジやシャリンバイなど花をつける木々のほか、先代の理事長先生が植えた河津桜や野イチゴなど、実をつける植物もたくさんあります。四季折々の風景が見られるとあって、楽しみにしている園児もいるようです。

「どんぐりも拾えるし、冬には雪が降るよ!」
雪がたくさん降った日には、森の広場で雪遊びをして遊ぶこともあるそう。どんぐりやくりなどを拾うのも楽しいと教えてくれました。

「山に登るときにロープを使うのが楽しい!」
「斜面のところを滑り台のようにできる!」
ぼうけんの森には、体をめいっぱい動かせるよう、ロープが渡してある斜面や、木々を組んで登れるようにしてある場所もたくさんあります。なかでも人気なのが、木につるしてあるロープ。さらに山の斜面を活かした遊びが大好きという子どもたちもたくさんいました。

このほか、山の下にある広場でのままごとが好きという子や、山のなかの鬼ごっこやかくれんぼが楽しかったという意見もありましたよ♪

どんないきものや植物を見たことがある?

ぼうけんの森は、自然がたっぷりな環境も魅力です♪子どもたちに、いきものや植物について聞いてみました。
「ダンゴムシや蛙、てんとうむしがいっぱいいる!」
なかにはもぐらの穴やいのししの足跡を見つけたとの声もありました。

「青りんごか梨のような実もある! 」
いきものや植物がいっぱいのぼうけんの森。ここでしかできない発見もたくさんあり、見たものを図鑑で調べる姿も。子どもたちの探求心を育むことにもつながっているようです。

ぼうけんの森でひろったものでつくった作品を教えて!

ほうりんこころ幼稚園では、ぼうけんの森で集めたもので制作も行っています。
たたき染めといって、葉や実などに布をかぶせてトンカチでたたいて色をつけることも。

「葉っぱや小枝で工作したよ!」
集めた葉っぱはどんな感じ?と聞くと、「ぱりぱり・さくさくしている」など、子どもならではの答えが返ってきました。

「どんぐりでお面を作った!」
長くて大きな葉っぱや顔が隠れるくらいの大きな葉っぱもあるそう!自分で集めた材料を使って作る作品には、ぼうけんの森での思い出もたくさん詰まっているようです。

体力づくりがしっかりできる!先生から見た“ぼうけんの森”の魅力とは?

次に、ぼうけんの森の魅力について先生たちにインタビュー!先生たちが感じる魅力を教えてもらいました。

自発的に準備を頑張る♡けがをする子がほとんどいない!

まずは、先生からぼうけんの森の安全面について教えていただきました。

「ぼうけんの森へ行くときには、安全のためにしっかりと装備して向かいます。子どもたちが安全に遊べるよう遊歩道があり、落下防止の柵もありますよ。不思議なことですが、園庭で遊ぶ時よりけがをする子どもも少ないんです」

ぼうけんの森に行くときには、虫よけのために首にタオルを巻き、軍手・長袖・長ズボンで行くのがおやくそく!さらに、ぼうけんの森のメンテナンスは、園の先生たちやほうりんこころ幼稚園のバスの運転手さん、ボランティアの保護者の方など、子どもの行動をよく知る人たちが行っているそうです。

「子どもたち自身が危ない毛虫などを図鑑で見て理解しているので、触らないようにしています。小さい頃から安全な場所だけでなく手つかずの自然に触れて学んでいるので、危険を回避する力が身に付いているのではないかと思います」

自然のなかでの活動を小さいころから行っているほうりんこころ幼稚園の子どもたち。自分で図鑑や絵本で調べる子も多く、先生が教えなくても自然に知識が身についていると感じているそうです。

めいっぱい走りまわれるから体力づくりにもぴったり

ほうりんこころ幼稚園でのぼうけんの森の活動は、子どもたちの体力面などを考慮して30分程度を1クールとしています、と先生。
「30分、ずっと斜面を走り回って遊んでいる子もいますよ!くたくたになりますが、子どもたちの元気いっぱいの姿が見られる場所です」

触ったらかぶれてしまうような危険な木には目印のひもが結んであり、子どもたち一目でわかるようにしてありますよ
安全を確保しながら走りまわれる環境が整っているんですね。
ちなみに、虫の多くなる夏の時期はあまり森には入らないそうです。

自然のなかでする「おままごと」で見立て遊びが上手になる♪

「走りまわったり、木の枝やどんぐりを集めたりだけでなく、おままごと遊びをすることもあります!ままごとをするときには、本物のフライパンを用意していますよ

ぼうけんの森の活動のために制作されたカメラのおもちゃ

このほか、どんぐりなどを入れる専用のバッグを牛乳パックやティッシュケースで作ることもあるそう。ほかにはできない自然体験が、ほうりんこころ幼稚園のぼうけんの森で行われていると教えていただきました。

ほうりんこころ幼稚園には自然体験がいっぱい!気になる方は園庭開放へ♪

園舎だけでなく、自然環境も魅力のほうりんこころ幼稚園。裏山のぼうけんの森での活動は、子どもたちの体力づくりだけでなく、冒険心や探求心にもつながっているようです。なお、ほうりんこころ幼稚園では、子育て支援の一環として園庭開放や育児相談も開催されています。ぼうけんの森が解放されることもあるそうなので、気になる方はぜひ園庭開放でその魅力を体験してみてくださいね。

【ほうりんこころ幼稚園】

住所

広島市安佐南区伴南1-5-6

電話

082-830-1818

公式HP

https://www.horin-gakuen.jp/kokoro/

法輪学園のそのほかの記事はこちら

担当ライター

この記事をシェアする