広島ママに聞いた!保育園・幼稚園・こども園のメリット・デメリット
最近よくママ同士で話題になるのが保育園、幼稚園、認定こども園の違い。仕事をしているかしていないかの違いで利用に制限があるのか、施設の種類によって子供達の日中の過ごし方が違うのか、など気になる点も多いのではないでしょうか。すでに入園しているママも、ぜひチェックしてみてください。
保育園の特徴とメリット・デメリット
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保育園は、さまざまな理由で家庭での子供の保育ができない場合に、子供たちを預かってくれる施設です。共働きの家庭が子供を預ける、というイメージが強いかもしれませんが、仕事以外にも産前産後や病気療養、親族の常時介護などの理由で預けることができます。
利用時間は保護者の置かれている状況によって異なりますが、最長で11時間、一部では延長保育も実施しています。
利用できる年齢は0才~就学前で、0~満2才は3号認定、満3~5才は保育が必要と認定される2号認定を受けた子供が対象です。
保育園のメリットは、給食が提供される点、用品や制服の購入が少なく経済的な負担があまりない点です。
また、トイレトレーニングを保育園でも行ってくれるため、スムーズにおむつが外れたという声も。
保育園は、保護者が日中に保育できないことが前提にあるため、夏休みや春休みがなく、行事も多くありません。
デメリットは、お昼寝があるので布団セットやシーツの用意が必要な点や、退職などで「保育が必要な理由」がなくなった場合に退園しなければいけない点です。
そのほか、登園時間が各家庭で異なるため、保護者同士の交流が少ない点をさみしく感じる方もいるでしょう。
幼稚園の特徴とメリット・デメリット
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幼稚園には、園ごとに行われる入園面接などを受け、合格することで通うことができます。対象は満3才~就学前の子供たちで、子育て支援新制度に移行した園は1号認定を受けた子供が対象ですが、新制度に移行していない園の場合は、認定を受けずに通うことができます。1号認定のメリットは、保育料無償で預かり保育料の補助がある点です。一方、新制度に移行していない園には、園ごとに決められた保育料を支払いますが、就園奨励費による支援を受けられます。
幼稚園は文部科学省の管轄下で、小学校や中学校と同じ「教育施設」という位置づけです。そのため体育や図工、英語など、園独自のプログラムや特徴ある教育を受けられる点がメリットと言えます。放課後には、希望者のみ園内で課外教室に参加できる場合も。
園の行事は比較的多く、参観日などで子供の様子を見る機会や、お祭りやバザー準備などで保護者同士の交流があります。
保護者の仕事の有無にかかわらず預けられるので、仕事を始めようか悩んでいる人は、入園後に落ち着いてから就職活動について考えることもできますね。
デメリットは、保育料以外の経済的負担が多い点です。利用時間は9時~14時ごろまでなので、夕方まで預けたい場合や、夏休み・春休み中の預かりには別途料金が必要となります。入学時の施設費や制服の購入などが必要なケースも殆どです。
また、調理室の設置義務がないため、多くの場合、お弁当の持参やデリバリー弁当の注文が必要です。
そのほか、園行事が多いと幼稚園に出向く機会が多いため、その点をデメリットと感じるママもいるかもしれません。
ちなみに、広島市立幼稚園のほとんどが満4才からの2年保育です。小学校と隣接している幼稚園も多く、小学校との連携や地域の交流に積極的で、未就園児と保護者の子育て支援も行っています。
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認定こども園の特徴とメリット・デメリット
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認定こども園は保育園と幼稚園の両方の機能をあわせもった施設です。保育が必要と認定された2号認定・3号認定のほか、保育の必要がないと認定された1号認定の子供も通うことができます。1号認定の場合は幼稚園同様、基本的な利用時間が短く、夏休みや春休みがある場合が多いです。一方、2号・3号認定の場合は保育園のように夕方まで預けることができ、夏休みや春休みがありません。
給食は基本的に園内で調理されたものが提供されますが、1号認定はお弁当持参か給食かを選べたり、週2回だけ給食利用ができたりするなど園によって対応が異なります。
メリットは保育と教育の両方が受けられる点です。独自のプログラムを実施している園もあるので、3才からは保育だけではなく幼稚園のような教育を受けさせたいと考える場合にもよいでしょう。また、3才以上については、退職や就職などによって保育認定が切り替わっても転園しなくても済む場合があります。
デメリットは、保育料以外に教育部分で費用がかかる場合がある点です。また、幼稚園のように行事が多い園もあり、保育園に比べると保護者の負担があるでしょう。
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保育と教育、重視したい点とライフスタイルで選ぼう
保育園・幼稚園・認定こども園、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
0~2才の場合は、必然的に保育園か認定こども園のどちらかが対象です。保育園は保護者負担が少ない点が魅力ですし、3才以上になったら教育面も力を入れてほしいと考えるなら認定こども園もよいでしょう。
3才以上の場合は、どの園も選択肢となります。仕事をしていても、重視したい教育が提供されているなら幼稚園という選択も可能です。
毎日のことなので、登園方法や時間、給食かお弁当かという点も考慮したいですね。
ライフスタイルやご家庭での教育方針と合わせて、選択してみてください。
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担当ライター