1回目も2回目も妊娠に気づかず過ごしていた私の妊娠判明体験記
4歳差で、長女と長男を出産した私。2回の妊娠を経験した私ですが、実は2回とも妊娠に気づいていなかったのです。そんな私が妊娠の事実を知ったきっかけや、妊娠していたであろうときの体調変化について、体験談ベースでお伝えします。
年末年始、異常な食欲に襲われた1人目妊娠初期
長女の妊娠がわかったのは、今から5年前のお正月明け。年末年始は地元へ帰省することから、その年も仕事納め当日に、主人と2人で車を飛ばして大阪へ向かっていました。帰省の数日前から疲労困憊な感じがあり、「早く地元へ帰りたい!」という一心で、毎日を過ごしていました。実家へ帰ってからは、友人と朝方までしゃべり明かしたり、主人と買い物三昧な日々を過ごしたりと、それはまあ楽しい年末年始を送っていたのです。
例年と同じ年末年始をすごしていたのですが、ひとつだけいつもと違うことがありました。それは、“私の底知れぬ食欲”。完全体育会系な私は、基本的によく食べるほうだったのですが、そのときはいつも以上に食べたい気持ちに襲われていました。既婚者ではあったものの、仕事をしながらスポーツにも没頭していたので、「食べてもまた動けばいいわ」くらいの考えで、気持ちのおもむくまま食べていたのを覚えています。
当時のSNSを見返してみても、アップされているのは食べ物の写真ばかり。ラーメンにパン、ピザなどの写真がアップされていたのですが、中でも目立ったのはスイーツ系の写真でした。普段は、甘いものが苦手な私。しかし、当時アップされた写真の中にはケーキや、“悪魔トースト”なる砂糖をたっぷりかけたチーズトーストの写真があり、味覚が変化していることをうかがい知れました。
年明けに婦人科で妊娠が判明する
妊娠が判明する前の年の3月に、結婚式を挙げたのですが、仕事と結婚式準備に終われ、忙しくしていたこともあり、体調にも変化が現れていました。それからも生理が不順だったこともあって、年明けになんとなく婦人科を受診してみたのですが、なんとそこで妊娠が判明!「生理不順じゃなくて、これは妊娠ですよ」と先生に言われ、「え、誰が妊娠してるんですか?」と聞き返してしまうくらい、自覚がありませんでした。
まだ4週目くらいの超初期だったので、翌週また診察を受けることになり、その日は終わり。その足で主人と合流することになっていたため、うれしいような不安なようななんとも言えない気持ちで、待ち合わせ場所の広島駅に行ったのを、今も鮮明に覚えています。まさか自分が妊娠しているなんて思ってもいなかったので、病院を受診する前々日には、思いっきりバレーボールの練習で体を痛めつけていました。翌日には練習試合の予定が入っていたうえに全国大会も控えていたので、チームにどうやって報告しようか、丸一日頭を悩ませました。自分がまさか妊娠しているなんて思ってもいなかったので、うれしさよりも先に「どうしよう」という感情がわいてきたのが、当時のリアルな気持ちです。
第二子妊娠時もバレーの遠征に出かけていた
第二子の妊娠時も、全く妊娠に気づいていなかった私。第一子出産後からPMSの症状がひどくなったこともあり、生理前には毎回吐き気や倦怠感におそわれていました。当時も2週間近く吐き気や食欲不振に襲われており、「気持ち悪いわぁ」と周囲に漏らしていたところ、「妊娠してるんじゃない?」と指摘が。私には全く身に覚えがなかったため、「妊娠はありえへんて!」と言いながらみんなで笑っていました。
長女が8ヶ月を迎えるころにバレーボールのチームにも復帰していたので、第二子妊娠時も当然バレー漬けの日々。シーズン的にも、試合や遠征が立て込んでる時期でした。一泊二日の遠征があった翌週に試合があり、その頃にも当然気持ち悪さを感じていたのですが、妊娠しているはずがないと思っていたので、当然試合に没頭。しかし、次の練習日に遠征や試合では感じなかった、体の違和感を覚えます。
練習日当日、いつも通り準備運動を済ませ練習に参加。しかし、吐き気が止まらず、途中で何度も水分補給しないとしんどいような状態でした。「あれ、なんかおかしいかも。」と思ったのが、サーブ練習のとき。ジャンプサーブを打とうと思ってジャンプした瞬間、なんとなくお腹に違和感があり、「あ、やめとこう」と思ったのです。それでもまだ妊娠してるはずがないと思っている私は、「明日内科で診てもらおう」くらいの感じでした。
しかし、友だちから「念のため検査薬試してみたら?」と言われていたのを思い出し、病院へ行く前に家でトライしてみることにしたのです。そして妊娠していないことを確認するために検査薬を使ったのですが、みるみるうちに判定窓へ線が浮かびだし、私は半分パニックのような状態になりました。「え?なんで陽性?」というのが、当時の正直な気持ちで。リビングで待たせていた長女も、私の動揺している姿を見て、何かを察したようでした。その日は私の誕生日前日。今までの気持ち悪さや倦怠感が、妊娠から起きているものだったことを確信したのと同時に、また猛烈なつわりの日々がスタートしたのでした。
体調の変化を感じたら、念のために早めの検査を!
第一子も第二子も、妊娠に気づかず過ごしていた私。激しい運動をしていたにも関わらず、しっかりとしがみついてくれた我が子には、本当に感謝です。とはいえ、妊娠しているかも?と感じたときには、即座に自分で検査してみるのが鉄則。お腹に宿った命を守るためにも、これから妊娠されるかたは、早めに検査されることをおすすめします。
担当ライター