【子育てあるある】夏休みの自由課題は何する?我が家は「ありがとう」の実験に挑戦
小学生を子育て中の家庭では、毎年夏休みが来ると親の負担が増えますよね。その中の1つが夏休みの宿題。夏休みの宿題を子どもだけで管理するのはなかなか難しく、特に親を悩ませるのが自由課題についてです。ある年の我が家の体験談をご紹介します。
毎年毎年親も大変だよね、自由課題…
夏休みは子どもにとって楽しみな期間。親も一緒に楽しめる時間もありますがママにとってはやはり負担が大きく、そして自由課題のプレッシャーが大きくのしかかります。
・夏休み、ママの負担はかなり大きい
小学生を子育て中の家庭では、夏休みが恐怖というママの声もよく聞きます。
学期中は給食に助けられているお昼ごはんも、夏休みとなれば毎日用意しなければいけません。
さらに、我が家では兄弟一緒にいる時間も増えるのでケンカも頻発。しょっちゅうケンカをされる中、毎日毎日3食作ります。
そしてさらに手ごわい大物が待ち構えているのです。それが、夏休みの宿題。これは我が家の子どもたちにとっても手ごわい相手であり、できることなら手を出したくないもの。
夏休みの予定を管理しながら、この日とこの日は宿題ができない、この日までにはこれを仕上げるなど、子どもと相談しながらスケジュール管理をしなければいけません。
子どもたちも、夏休みこそ遊んで暮らしたいので積極的に宿題には手をつけないので、こまめに声をかける必要があります。この宿題の管理も毎年私にとって大きな負担となります。
・さらに頭を悩ませる自由課題
我が家が暮らすのは広島。地域によって差があるかもしれませんが、夏休みの宿題にはワークやプリント集以外にも、読書感想文や夏休み新聞の作成、そして自由課題があります。
我が家にとって一番難しいのが自由課題。自由課題は、いくつかある課題の中から好きな作品展に応募するもの。書道、絵画、作文、自由研究などがあります。
絵を描くことが苦手な我が家の息子たちに絵画はむずかしく、残された候補は書道、作文、自由研究です。毎年、この3つの中からどれにするかを相談します。
今年はこれに決めた!「ありがとう」の実験
夏休み前のある日、SNSを見ていると興味深いものを見つけました。それはある小学生の男の子が行った「ありがとう」の実験。
「ありがとう」という言葉をかける大切さを実験するというもの。次男は言葉に興味のある子で、四字熟語などが大好き。言葉に関する実験は次男にピッタリだと思い、次男に提案してみました。次男の返事はやってみたい!とのこと。
この年は初めて、自由課題がスムーズに決まりました。
難しいことはしないので小4男子でもできる!
「ありがとう」の実験は、「ありがとう」と声をかけてもらったご飯と、何も声をかけてもらえずそのまま放置されたご飯の腐り方の違いを調べる実験です。
実験方法は小4男子でも難しくなく、親の負担も少ないので両者にとって都合が良かったです。そして、その実験結果もとても興味深かったのですぐに実験に取り掛かりました。
実験方法について説明しますね。
まったく同じ瓶を2つ用意し、同じように消毒します。我が家は大きなお鍋に2つ同時に入れて煮沸消毒しました。そしてその瓶の中に、炊いたお米を同じ量入れます。全く同じ条件のものを2つ用意するのです。
そして1つの瓶には「ありがとう」と書かれたマスキングテープを貼り、もう1つには何も貼りません。
この準備段階は私も手伝いましたが、後は次男一人で実験を続けました。
毎日毎日、「ありがとう」と書かれた瓶にだけ「ありがとう」と声をかけるだけ。しばらくすると瓶に変化が見られ始めます。まず綿のようなものができ始め、そこから徐々に黒くなり始めました。
さらに続けていくと、夏休みが終わるころにはどちらのご飯も腐っていました。ですが、「ありがとう」と声をかけ続けたご飯は発酵しているかのようにも見えるきれいな腐り方をしているのです。一方、何も声をかけず放置されていたご飯は、真っ黒に。
大きな学びとなった自由研究
次男は、定期的に2つの瓶を写真に収め、腐り方の違いをまとめて提出しました。
この実験では「ありがとう」と声をかけ続けたご飯と、放置されたご飯で腐り方に大きな違いがあり、それは小学生の次男が見ても明らかな違いでした。
自分が声をかけ続けたことできれいに腐っていったご飯を見た次男は、かける言葉の大切さを痛感。友達への言葉かけを考えさせられ、無視するということがどんな結果を招くのか、知ることとなったのです。
そばで見ていた私たちも言葉がけの大切さを痛感しました。子育て中に子どもにかける言葉は沢山あります。
子どもにかける言葉は感謝の言葉と褒める言葉ばかりというわけにはいきませんが、だからこそ意識してプラスとなる言葉を多くかけられる子育てをしようと思いました。
夏休みの自由課題に悩んだら試してみては!?
小学生を子育て中の家庭では、夏休みの課題に何をするか…なかなか決まらないというのはよくある話しですね。
我が家は、毎年悩みとなっていた自由課題で「ありがとう」の実験をして、実験結果に驚いただけでなく、友達関係や親子関係でも活かすことのできる大きな学びとなりました。
声をかけ続けることは小さな子どもでもできることだと思います。簡単な実験なので、興味のある方は是非試してみてください。
担当ライター