妊娠初期に襲った壮絶な肌荒れ…シンプルスキンケアとの出会い
妊娠とともに襲ってくる壮絶な肌荒れ。私の肌もまたたく間に吹き出物だらけの肌になってしまいました。ただ、自分に合った対処法を見つけさえすれば、日に日に良くなっていくはず。今回は、少しでもヒントになればと、私の方法をご紹介しています。肌質は人それぞれのため必ず効果が出るとは言い切れないですが、もし私と同じように肌荒れに悩んでいるプレママがいたら、ぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。
肌荒れが気になりだす妊娠初期
妊娠期の悩みとしてよく聞かれるのが、”肌荒れ”。妊娠したことで体内の”プロゲステロン”という女性ホルモンの一種が、過剰に分泌することで起こると言われています。
プロゲステロンの影響は、肌荒れ以外にも、シミができやすくなったり、便秘になりやすくなったり…さまざま。人によっては、「全く気にならなかった」という人もいますが、ひどい人は妊娠初期から出産するまで、常にひどい症状に悩まされることもあるのです。
そして、私自身も、かなり悩まされた一人。便秘やシミはそれほど気にならなかったものの、人前に出たくなくなるようなひどい肌荒れを経験しました。ここからは、その体験談についてご紹介しましょう。
日に日にアゴがボコボコに…!
肌荒れが気になりだしたのは、妊娠がわかってから間もない頃。
最初に吹き出物ができ始めたのは、あごでした。とはいえ、もともと生理前や生活習慣の乱れから吹き出物が出やすかった私にとっては、それほど珍しいことではありません。その時は、「薬塗っとけば治るかな」くらいの気持ち。ニキビ用の軟膏を塗っただけで特に変わったことはしませんでした。
しかし、妊娠期の肌荒れはとにかくしつこい!
通常の肌荒れとは比べ物にならないほど、治りにくいのです。一つ治ったら、また新しく出て…という繰り返し。なかなか全快しません。特に、あごやおでこ部分がひどく、気づいたら赤みの目立つボコボコの状態に…!ちょうどそのころ久しぶりに会った友達からは、「誰かに殴られたのかと思った…」と驚かれるほどでした(笑)
肌荒れがあまりにひどいと、心まで暗くなりますよね。メイクをしてもきれいにカバーできず、次第にすっぴんで過ごすことも多くなります。「このまま治らなかったらどうしよう」「跡に残りそうだな…」と、常に肌荒れのことが気になるようになりました。
さらに、私の心を暗くさせたのが、妊娠中の暇つぶしとして読んでいたプレママ雑誌。私と妊娠周期が近いプレママや、女性芸能人がツヤツヤの綺麗な肌で登場しています。「なんでこの人たちはこんなに綺麗な肌なの!?」と比べては、ため息をついてばかりでした。
そんな私に転機が訪れたのは、出産のために広島から地元に里帰りした妊娠中期のこと。
久しぶりに実家で過ごすようになって、私の肌荒れに少し改善が見られたのです。そもそも妊娠中の肌荒れというのは、妊娠中期になると落ち着くことが多いと言われているようなのですが、私の場合は実家に戻ったタイミングで飛躍的に吹き出物の量が減少。明らかに、実家での生活によって、何か私の肌にとって”いい変化”が起こったのだと感じました。
これまで何を試してもなかなか治らなかった肌荒れに見られた、ほんの少しの希望。これが、私の中の”やる気スイッチ”でした。「出産までに肌荒れを治して、美肌ママになってやるぞ!」と決意したのです。
スキンケアの見直しスタート
いよいよスキンケアの見直しスタート!まずは、広島での生活と実家での生活で何が違ったのかを、まとめてみました。
1.きれいな水をよく飲むようになった
実家では、浄水器を使っていて、日常的に水を飲む習慣があります。それも、かなりの量を飲むのです。私は、普段それほど水分をとる方ではありません。おそらく、実家に帰って2~3倍程度には、水を飲むようになりました。
2.バランスのいい食事をとるようになった
広島で暮らしていた妊娠初期から中期の初めは、つわりとの闘い。体もだるく、料理を作る気もなかなか起きず、栄養満点のバランスのいい食事をとれていたとはいえません。それが、実家に帰って、母の作ってくれる料理を食べるように。おかげさまで、栄養満点のご飯を毎日食べられるようになりました。「美肌のためには栄養は欠かせない」ということと、「母は偉大…!」ということを改めて実感しています。
3.リラックスした気持ちで過ごせるようになった
肌のためだけでなく、出産のためにも、リラックスした生活は大事ですよね。それが、地元での里帰り出産のいいところでもあります。広島では、日中は一人で過ごしながら、主人の帰りを待っていた私ですが、実家では話し相手もいます。地元の友達と久しぶりに会えたり、両親とどこかへ出かけたり、ゆったりと過ごせたことも肌荒れの改善に関係しているのかなと感じています。
4.やはり、基礎化粧品は大事!
肌荒れを根本から解決したい私は、思いきって基礎化粧品の全見直しをしました。ただし、一気に変えてしまうのではなく、すこしずつ効果を確かめながら。その時に気をつけていたことは、次で詳しくご紹介しますね。
効果のあった方法とは?
いろいろとお伝えしてきましたが、「結局、何が効果があったのか?」という本題に入りましょう。
結論から言うと、先ほどの”広島での生活との変化”でも挙げましたが、「水をしっかりと飲むこと」「基礎化粧品の見直し」、この2つの効果がかなり高かったと感じています。特に、基礎化粧品については、かなりリサーチしました。
その中で決めていたことは、
① 顔への摩擦を減らすオールインワンタイプであること
② 配合成分が低刺激であること
③ できれば安くて、量を気にせず使うことができること
といったポイント。特に、①②の「顔への刺激を出来るだけ抑えたい」というのはかなり重要なポイントでした。妊娠中の肌というのは、いつもよりも過敏になっている状態ですよね。そのため、顔を触る機会というのは少ないに越したことはありません。髪の毛先があたっただけでも良くないと思い、家では常にオールバックでした…(笑)
まず、洗顔料は、ダブル洗顔の要らない洗顔&クレンジングが一つになったもの。妊娠中は皮脂の分泌が増えるため、さっぱりと洗い上げられるものを選びました。そして、化粧水はドラッグストアで安く売っている化粧水をバシャバシャと使い、ワセリンを乾燥が気になるところにつけます。吹き出物がある部分には塗りません。
ベースメイクは、下地からファンデ、日焼け止め…などすべてが一つになったオールインワンタイプ。私はリキッドのものを選びました。パフはこまめに洗っていても雑菌が繁殖する気がしたため、毎回よく洗った手で顔全体に塗り拡げます。カバー力が足りないところ(クマやシミ、吹き出物の跡など)は、ファンデではなく、コンシーラーで隠すように。「何度も手で触ってさまざまな化粧品を重ねる」というメイク方法はやめて、シンプルなメイクにするだけで肌の調子が良くなっていきました。
妊娠はスキンケアを見直す絶好のチャンス!
私の肌荒れは、対処方法の効果が表れたのか、またはもともとそういうものだったのかは分かりませんが、妊娠後期までには落ち着きました。そして産後は、あまり吹き出物のできない肌質に変化。妊娠期にしっかりと見直したおかげで出会えた化粧品は、今も愛用しています。
担当ライター