産婦人科で聞いてみたかったあの噂☆妊娠・出産にまつわるジンクスの真相！？

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巷には妊娠出産にまつわる不思議な予兆・おまじないがたくさんあります。でも、これらに医学的根拠はあるのか、ずっと気になっていました。そんな疑問を、お世話になった広島市の産婦人科で質問してみました。
その他、人気のおまじないや話題の胎児の記憶についても、当時のエピソードを交えながらお話したいと思います。

満月の夜は出産ラッシュ！？潮の満ち引きとの関係は？

月齢や潮の満ち引きが出産に影響するという言い伝えがあります。祖父や父も海を眺めてはわたしや妹の誕生を待ちわびていたそうです。現代はインターネットで「潮見表　広島」「月齢カレンダー」のキーワードで検索が可能。私も月の暦や潮見表を見ながら、赤ちゃんと対面する日を心待ちにしていました。

だけどこの言い伝えって医学的根拠はあるのだろうか？このときは切迫早産などで入院しており、医療現場の意見を聞けるチャンスでした。そこで長年産婦人科畑を歩んで来られたベテラン看護師数名に訊ねてみると、みんな声を揃えて「昔からそう言われているけど医学的には関係性はないことになっているんです」と。
しかし、そう言って根拠はないとしつつも「でも満月の夜は出産が増えることがよくあるんですよね…」とおっしゃいました。

そしてその日はついにやってきました！診察で医師から「生まれるはまだ先ですね」と言われた直後に破水したのです。月の話をしていた看護師は「診察でもまだって言っていたし、月の話をした後だからびっくりしたよ！」と驚きを隠せない様子でした。

そして破水した日から日付が変わった深夜。待望の第一子が元気な産声を上げて誕生。その日は満月ではなく、満月から3日後の大潮。一説によると新月・新月の1日前または3日後に出産が増えるとも言われているそうです。

検査結果でまだ生まれる兆しがなかったにも関わらず、言い伝え通りの日に出産。もちろんこれが根拠になるわけじゃないけど、見事なタイミングだったのでテンションが上がりました。

陣痛中の妊婦が描いた富士山のイラストが子授けのお守りに！？

「陣痛のときの妊婦が描いた富士山のイラストをお守りにすると子どもを授かる」という人気のおまじないがあるのを知りました。早速どんなものが描かれているのか検索してみると、シンプルで素敵な赤富士を描いている人が多数いました。陣痛の痛みの中で描くのだからシンプルなのは納得です。しかし頼まれていなかったので陣痛が来たときは、そのおまじないのことをすっかり忘れていました。

出産した後に友人から「あ…、富士山描いてもらうの忘れてた…」と言われ、おまじないの存在を思い出しました。陣痛真っ最中はあんなに苦しいと思っていたのに、なぜか今思うと余裕で描けたような気がするのです。次があるかもしれないので、予め描きやすいデザインを考えておいて今からスタンバイしておこうと目論んでいます☆

これはおまじないなので医学的な根拠はないけれど、おまじないをすることで妊娠・出産の不安を和らげたりワクワクさせたりする効果はありそうです。そういう意味でおまじないは侮れないなと思います。

赤ちゃんは覚えている！？お腹の中にいるときの記憶はホンモノ？

「パパとママの子どもになりたいから生まれてきた」など、不思議なことを話す子どもがいるそうです。胎児の記憶について書かれた人気の書籍では、多くの人がそんな体験を目の当たりにしたり、興味深く思ったりしているようです。でもわたしは、身近な人から体験談を聞いたことがありませんでした。これもまた看護師に医学の視点からの意見を聞こうとしたところ、なんと彼女のお子さんにはお腹の中にいるときの記憶が…！その子は「お腹の中にいるときは真っ暗だった」「温かいプールで泳いでいた」と話してくれたそうです。実体験はあるけれどやはり医学的根拠は不明とのことでした。

根拠は不明だけど看護師は「本当に胎児の頃の記憶だったら良いですよね。2歳くらいになったら聞いてみて。面白いことを言うかもしれないですよ☆」とこれからが楽しみになるような言葉をかけてくれました。

2歳以降になると胎児の記憶がなくなってしまうそうです。記憶が本物なら素敵だし、そうでなくても子どもとのコミュニケーションとしても面白いと思います。我が子も言葉をたくさん覚え会話が楽しくなってきたので、そろそろ面白いことを話してくれるのではないかと楽しみにしています。
もしも、子どもが旦那とわたしを選んでくれたのだとしたら、それは最高の喜びだと思います。