不安と楽しみがいっぱい!産前産後の産婦人科通院歴
妊娠判明から出産までお世話になった広島市内の産婦人科での体験談です。妊娠中に起こり得るさまざまなトラブルを体験談として聞いていたけど、「まさか自分もなるとは思ってもみなかった!」そんな出来事が一度に起こりました。
妊娠中の働き方や食事、定期健診のこと、そのときに思ったことをお話しします。
食事は質素に!医師も驚く体重増加
広島市内の産婦人科の口コミを読んだところ、わたしが利用した病院は、体重制限に厳しいというコメントがたくさんありました。最初の検診で医師から妊娠前の体重について質問があったので答えると、「何かの間違いじゃないですか?これ、臨月の体重に近いですよ」と、妊娠前との体重差に驚かれることに。噂通り体重には厳しいところで、できるだけ和食中心でバランスの良い食事をとるようにと指導されました。
タンパク質は肉より魚から摂取。魚と比較すると牛乳でのカルシウム摂取は効率が悪い上にカロリーが高いのでできるだけ控えるようにと言われました。素人考えの自分にはこれで変わるのかな?今までダイエットしたときはそんなに変化なかったけどな~。と考えつつも言われた通りの食事を実行すると見事に適切な体重を維持することができたのです。ただこのときは目に見える結果に喜ぶだけでした。
しかし、妊娠後期に起こりやすいといわれるむくみが出て、前日までなんともなかった足の甲がまるで風船を膨らませたかのようになってしまいました。妊娠後期だし、ここまで来たら安心と思い気が緩んだのです。本当ならこの時期こそ気を遣わないといけなかったのに。
妊娠中と普段の身体は違うんだと実感すると同時に、安易な考え方をしていたことを恐ろしく思いました。
切迫早産で時短勤務に!
定期健診で切迫早産の結果が出たため、フルタイムから短縮勤務にするよう医師から言われました。確実にそれが原因とは言い切れないけれど、「立ち仕事をしている女性に切迫流産・切迫早産が多い傾向がある」と言われたのです。でも、その頃は体調が良く目に見える症状もなかったため実感がなく、「普段通り働き続けても大丈夫な気がするけど…」と思っていました。それでも医師の言う通りにしておいた方がいいのかもくらいの気持ちで時短勤務することに。幸い職場が快諾してくれて、勤務しやすい時間帯にしてくれたので助かりました。
とはいえ、自覚症状がなく元気なのに勤務時間を減らしてもらうことに抵抗がありました。誰かに直接的な言い方で嫌なことを言われたことはありません。ただ、わたし個人に向けられた言葉ではなくても「最近の産婦人科って神経質よね。大袈裟なんじゃない?」「知り合いの〇〇さんはもっと酷い状態だった」という声を聞くたびに被害妄想に陥っていたのです。「本当は時短勤務の必要はないのに甘えている」と思われてる気がしてきました。
そこで職場で出産経験のある人に意見を聞いてみたところ「誰に何言われても産婦人科医の指示に従って。何かあってもその人たちは責任取ってくれないんだから!」「大袈裟って責められても一時的なもの。一生後悔するよりマシよ」そう言ってくれる人がたくさんいて励まされました。そしてありがたく産休まで時短勤務させてもらったのです。
その後、子宮頚管の長さがさらに短くなっていると診断され、入院することに…時短勤務のときよりも申し訳ない気持ちになりましたが、何かあって迷惑かけるわけにいかないと自分に言い聞かせました。
最後の通院☆嬉しいけれどさみしい1ヶ月検診
無事出産を終えて退院後、1ヶ月健診がありました。赤ちゃんの健診は1ヶ月健診で産婦人科卒業です。健診の結果、体重がちゃんと増えていて、その他の問題もありませんでした。無事に成長していることが確認できたのは嬉しいことだけど、もうこの産婦人科に来ることはないんだと思うと、ちょっと寂しくなりました。
想像と違って戸惑うことばかりの妊婦生活は、振り返るとあっと言う間。今となっては良い思い出ばかりです。
「妊娠したかも!」と思ったときに、嬉しすぎて急いで検査薬を使ってチェックしたこと。最初に受診したクリニックで、妊娠は確認できたけど「早すぎて予定日の算出ができないから次回の健診で」と言われたこと。はじめて母子健康手帳をもらったときのこと。看護師との楽しい会話、お見舞いに来てくれた身内や友だちのことなど…妊娠判明からその日までのことが鮮明に蘇りました。
生んだすぐ後にも関わらず、「またここで出産できたらいいなぁ」と思うほど、良い医師・看護師に恵まれたからだと心から思います。「この産婦人科で良かった!」と思える病院でした。
色褪せない産婦人科での思い出
待望の我が子の妊娠から出産までを見守ってくれた産婦人科での出来事は、慌ただしい日常の中でも鮮明に思い出せます。数ある広島市内の産婦人科の中からそこを選んで良かったと心から思います。そして、いろんな人に助けられたことを感謝しています。
担当ライター