育児中のママにとって美容院は聖地?子どもを預ける工夫
「ママになると、なかなか美容院に行きにくくなった」という声をよく聞きます。育児や家事、仕事に追われていると自分の美容院は後回し…となる場面があるのかもしれません。今回は、広島で3歳差の姉妹を子育て中の私が自分の美容院時間を確保するために工夫していることをご紹介します。
気がついたら半年行けていなかった美容院
私が10代の頃から通い続けている美容院には、子連れに便利なキッズスペースはありません。さらに、広島市内にあるその美容院は自宅からもだいぶ離れています。カットだけでなくカラーやパーマまですると、美容院は半日仕事。私が美容院に行くためには、誰かに子どもを長時間預けることが必須でした。
気が付けば、長女出産から美容院に行かないまま半年が経過。元々髪の量が多い方なので、鏡には髪がもっさりした冴えない自分の姿が…。「自分ぼっさぼさやな!」とため息をつきながらも、完全母乳育児で育てていたことや、長女はママっ子で数時間離れること自体が難しいと思っていたので、自分が美容院に行くために子どもを預けるという発想になかなか行きつけませんでした。
見かねた実母と当時未婚で実家にいた実姉から「子どもは預かるから美容院に行っておいで!離乳食もあるし2人であやすから数時間くらい大丈夫!」と言われてやっと、美容院へと向かうことができたのでした。
久しぶりの美容院で心身共にリフレッシュ!
半年ぶりに訪れた久しぶりの美容院。私にとっては、子どもと離れて自分ひとりで過ごす時間そのものがもはや新鮮でした。思い起こせば、10代でこの美容院に通い始めてから半年間もの期間を空けたことはありません。大げさかもしれませんが、出産という節目をはさんで美容師さんと再会したときは、同窓会で十数年ぶりにクラスメートに会ったかのような懐かしささえ覚えました(笑)。出産前は気が付かなかったけれど、定期的に訪れて、そのたびに癒しや生きる活力みたいなものを与えてくれる場、という意味で美容院はママにとってまさに「聖地」と言えるのではないでしょうか。
美容院は、ヘアケアをしてもらえるのはもちろん、途中邪魔されることなく、ゆっくり雑誌を読むことができたり、待ち時間でおいしい飲み物が飲めたりと、育児中はなかなか持つことが難しい「自分の時間」が確立された空間。家を出るときは、「子どもは泣かないかな…」や「子どもがおっぱいを欲しがったら大惨事では…」など、正直心配な気持ちの方が大きかったです。でも、実際に美容院に来てみたら、あまりの聖地ぶりに心配な気持ちはどこへやら。すっかり心身共にリフレッシュして帰宅すると、子どもも意外とあっけらかんとしていて拍子抜けしたことをよく覚えています。
「美容院に行くために誰かに子どもを預ける」こと自体になんとなく気が引けてしまうママもいるかもしれません。でも、美容院に行くことでヘアケアができる以上のリフレッシュ効果がママにはあると思いました。そして自分がリフレッシュすることで子どもや夫に優しくなれるなど、家族にとってもママがリフレッシュすることはよい効果があるはず。慣れない育児を始めたばかりの当時はそうは思えなかったですが、子どもが産まれてママになっても、美容院やネイル、ファッションなど、自分がリフレッシュできる時間を確保するために子どもを人に預けてもいいんだよねって、今では思います。
子どもを預けるときの工夫
美容院や歯医者さんなどの用事で子どもを預けるときにしている工夫をまとめてみました。
子どものお世話グッズを整える
紙おむつや着替えの服、お茶やおやつ、お気に入りのおもちゃなど、子どもをみるのに必要なお世話グッズを整えておきます。自宅で預かってもらう場合は、タンスの上に出しておいたり、出先で預けるときはリュックに出しやすいように入れておいたりと、預かってくれた人が子どもの世話をしやすいように整えておくと安心です。
子どもの楽しい気持ちを盛り上げる
子どもにとってはどんな理由でも「ママと離れる」ことで寂しくなったり不安な気持ちになったりするもの。「寂しいけどママのためにちょっと我慢して待っててねー」よりは、「寂しいっていうより、逆に楽しいよ!ママと離れるかもしれないけど、いいこともたくさんあるよ!」と子どもの気持ちを盛り上げられるように、普段は買わないおやつを買っておいたり、アイスを食べに連れて行ってもらったりと、イベント感を出していました。
預かってもらう時間の過ごし方を工夫する
カフェにランチに行ってもらったり、子どもをみやすいようなイベントを探しておいたりと、預かってくれる人も楽しめるような時間の過ごし方を工夫しています。
美容院でママもリフレッシュしよう
美容院はヘアケアをしてもらえるだけでなく心身ともにリフレッシュできる場所ではないでしょうか。子どもの預け方などを工夫して、ママも美容院でリフレッシュしてくださいね。
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担当ライター