産前の厳しい食事制限から産後の豪華な食事まで☆産婦人科の給食記録

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わたしは産前に切迫早産などで2回、広島市内のある産婦人科に入院しました。そして2度目の入院中に破水し出産。そのため計3回の入院となったのです。病院にいた合計日数はお産のための入院を含めて約40日間、食べた食事はなんと100食以上!入院中は退屈だったのでそれらすべてをブログに記録していました(笑)その記録と記憶をもとに、思い出深い病院での給食についてお話ししたいと思います。

体重増加の原因は食べつわり?初検診で食事指導!

わたしは安定期に入るまで食べつわりに悩まされていました。食べなければ気持ち悪くなるのでひたすら食べ続けるという生活を続けた結果、もとの体重よりも約10kg以上増加してしまったのです。

つわりが落ち着いたころ、出産する産婦人科で初の定期検診を受けたときのこと…医師はわたしの体重を見て「ん?」と不思議そうな顔をしました。そして「もとの体重は何kgですか?」と聞くのです。「○○kgです」と答えると、目玉が飛び出るくらい驚かれました。わたしとしては、もとの体重より10kg超えなんてよく聞くことだからそんなに驚かれるなんて思ってもみなかったのです。

しかし医師からは食生活を徹底的に見直すようにと言われます。食事は和食中心で、たんぱく質は肉よりも魚から取るように。また、牛乳はカロリーが高い割りにカルシウムの摂取効率はあまりよくないのでなるべく控え、代わりにカルシウムは小魚などから摂取するように。などなど、食事についていろいろと細かく指導されました。

この日を境にわたしの適当な食生活は、規則正しいものにガラリと変化したのです。

妊娠9ヶ月に切迫早産で入院!本当の食事制限はこれから

食生活を医師の指示通りに変えてから、体重の極端な増加はなくなりました。
しかし、体重増加以外にも切迫早産と診断されていたわたしは、産休まで残すところあと数日というところで入院となってしまったのです。

出産準備が整わないまま入院となり、気持ちが落ち着かないけれど、今更ぐだぐだ言っても仕方がない。なので、頭を切り替えて病院で出される給食について考えることにしました。

入院初日は夕食からでした。
メニューは
・ごはん
・味噌汁
・鯛ホイル焼き
・ほうれん草ごま和え
・茄子のお浸し

おいしくて盛り付けがきれいな食事にわたしの目と舌は満足。しかし、まだ食事制限は続けなければならないため、量は少なめです。そのため夜中は空腹で眠れません。体を動かさないので余計眠気がこないのです。

そして待ちに待った翌朝の朝食はなんとピザトースト!和食中心と言われていたから絶対出ないと思っていた洋食メニューにちょっと感動。

その後も、基本は和食中心ではありますが、たまにパスタなどの麺類が出ることもあり、毎日何が出るか楽しみになっていました。
さらにうれしかったのが、平日の月水金に出るお昼のおやつでした。入院中の楽しみは食事くらいしかないので、おやつの日はさらにテンションが上がったのです。

気がゆるむ妊娠後期!更なる体重増加とむくみ

そんな入院生活も終わり退院し、あとは出産を待つだけとなったころのこと。引き続き食生活には気を付けるように言われてはいましたが、油断してカロリーが高めのものを食べてしまいました。そのせいか、足が驚くほど丸くパンパンにむくんでしまったのです。もしかしたら、また入院になるのでは…と不安になりました。

そして予感は的中し、再度入院することに。

再入院したときでも、気になるのが食事でした。でも、ここで嫌な予感が…
ちょっとの油断でむくみ、体重が戻りにくい妊娠後期…ということは、おやつがないのでは?

またしても予感は的中で妊娠後期の入院中、わたしはおやつなしになってしまいました…(涙)
ただ、食事内容は前回の入院のときと同じような感じでした。量は少なめだけど品数はけっこう多いので、内容には大満足。

でもやっぱり、おやつがないのはさみしい…

下膳コーナーに置かれた、おそらく産後の患者さんのものと思われるおやつや夜食の食器を見ながら「わたしもあともうちょっとでアレを食べられるんだ!」と言い聞かせていました。

ついに来た!通常の食事解禁&待ちに待ったお祝膳

長かった食事制限も終わりを告げることになりました。そして、2回目の入院中に破水しそのまま出産。

我が子の誕生をよろこぶと同時に、わたしの頭の中は食事のことでいっぱいに。翌朝の朝食は産前とほぼ同じですが、パンが2個ついているなど、量が少し増えているのです。やっとこの日が来た~、とよろこびを噛みしめながら食べていました。

そして、出産から4日目はお祝い膳の日です!
朝は普通の和食でお昼はパスタ。産前と比べるとちょっと量が増えています。おやつは、おしゃれに盛り付けされたマロンケーキとカフェオレです。
そして夜はお祝い膳。メインはなんとお刺身の盛り合わせ!そしてお肉に赤飯、天ぷらなどなど。病室の小さなテーブルでは収まりきらないほどの食事が運ばれてきたのです。さらに、夜は夜食もあり、この日は手作りわらび餅でした。産後はおやつも夜食も毎日あるのです。

苦しい切迫早産やむくみなどを乗り越えて出産したあとの食事は、毎日食べたいと思うようなもので大満足でした。

量が少なくてもおいしくて思い出に残る産婦人科の給食

プロの手によりしっかりとカロリーが押えられ、それでいて味も見た目もいい食事は家で毎日作るのは難しいので、この産婦人科での入院生活はありがたかったです。長いようであっという間だった入院生活の、食事制限中の少なめの食事も今となってはいい思い出。また機会があったら同じ病院で食べたいなと思っています。

担当ライター

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