気づけばイクメン!?隙を見つけては娘と大冒険!夫流の子育て法
家事は苦手だし、子どもっぽいところもあるし、夫はイクメンってタイプではないと思っていました。しかし気づけば、夫は私にはできない方法で立派に子育てをしているのでした。夫流の子育てライフをご紹介します。
外遊び型イクメンだった夫
結婚するまで実家で育った夫は正直、家事は得意な方ではありませんでした。子どもが生まれてからも、家事をするのはほとんど私。子育てという大仕事が増えたのに、夫が家事を積極的にしてくれることは少なく、不満に思っていた時期もありました。そんな中、娘が1歳半のときに私が職場復帰。平日に溜まった家事を土日に消化したいと思ったことがきっかけで、夫に「娘と公園で遊んで来て」と言うことが増えてきました。今考えれば、これが夫をイクメンとして開花させる転機となったのかもしれません。外遊びが苦手な私と対照的に、自然を愛し外遊び大好きな夫。歩けるようになり外遊びも大好きになった娘と夫は、ことあるごとに外出するようになりました。最初は近所の公園で30分ほど遊ぶぐらいのことでしたが、娘の成長とともに行動範囲はみるみるうちに拡大。最終的に、夫と娘は外遊びの良きパートナーとなりました。家事の時間を確保するだけに留まらず、娘にとっても楽しい体験ができる時間を与えてくれた夫。そう、夫は外遊び型イクメンだったのです。
今日お母さんいないって!さてどこに行こうか!
例えば、友だちの結婚式で私が終日不在にする休日。夫と娘は「チャンス!」と言わんばかりに、お出かけの準備を始めます。当初は休日をいっしょに過ごせないことに寂しさを感じていた私も、ルンルンで楽しそうにしている娘を見るにつれ、ネガティブな気持ちもなくなっていきました。友だちの結婚式の最中に送られてくるのは、釣れた魚を海辺に並べて楽しそうに微笑んでいる娘の写真。「今日は釣りに出かけたのか~」と、私はそこで初めて行き先を知ります。2人で過ごす休日にどこで何をするかは、すべて夫に委ねられるまでになりました。どこへでも車で行ってしまう夫は、娘と遊びに行ったら楽しそうなスポットを常々探すことが習慣になった模様。私が「今日はどこに行くの?」と聞いても「内緒~」と言いながら、いそいそと出かけていくのでした。帰宅後、娘から今日どこに行って何をしたかを聞くのも楽しみの1つ。「おっきい魚が釣れた!」とか「トンボ捕まえた!」などと、キラキラした顔で話してくれる娘を見ていると、こちらまで楽しくなるのでした。
娘と夫の、壮大なる(?)冒険記
1歳半頃からスタートした、娘と夫の冒険。これまでどんなところで何をしてきたか、ザッとご紹介します。
広島ならでは。瀬戸内海に浮かぶ島々
夫と娘にとって、瀬戸内海に浮かぶ島々は絶好の遊び場です。ときには橋で、ときには船でいろんな島を巡ってきました。広島県内だと、似島で釣りをしたり、大久野島でうさぎと触れ合ったり。瀬戸内海を挟んでお向かいの愛媛県にある生口島では、アート作品に触れあう経験もしました。広島県のお隣、山口県にある周防大島で釣りをしていたこともあります。小さい頃から魚釣りが大好きだった、夫。その特技が、子育てで大いに役に立ってくれました。
広島市周辺にある森や川
広島市のお隣、府中町にある水分峡(みくまりきょう)にもよく遊びに行っていました。森や小川がある水分峡は、生き物の宝庫。季節に応じて変化していく木々の様子や、姿を変えていく虫たちの姿をつぶさに観察していました。夏場には、廿日市にある妹背の滝で水遊び。まだ泳げなかった娘も、滝から流れてくる冷たい水に足をつけるだけで楽しそうにしていました。
イクメンのおかげで、得られるメリットいろいろ
出かけたものの、ときに何の連絡もなく夜まで帰ってこないこともある娘と夫。こちらが心配になる程に、夢中で遊んでしまいます。娘は大きくなるにつれ、夫や私が何も言わなくても「ねぇ、虫捕まえにいこう!」と夫を誘い出すまでに。外遊び型イクメン夫が娘を育ててくれたことで得られたメリットについて、まとめてみました。
・子育て中の贅沢!1人時間を満喫
育児をしていると、なかなか1人時間を確保できないもの。夫が娘を連れ出してくれるおかげで、私は貴重な1人時間を満喫できています。家事をしたり、友だちと会ったり、仕事をしたり。息抜きの時間をくれる夫には、ただただ感謝です。
トカゲもカエルもへっちゃら!生き物大好きっ子になった娘
小さい頃から、虫や生き物が大の苦手だった私。娘には自然に親しんで欲しいと思いながらも、苦手なものは苦手なままでした。私とは対照的に、小さい頃から虫や生き物に触れるのが、当たり前で育った夫。遊びに行った先々で、虫の触り方やオスとメスの見分け方、どんな幼虫がどんな成虫になるのかなどを教えてくれる良き先生となってくれました。トカゲもカエルも躊躇なく触れるようになった娘にはさすがに戸惑うこともありますが、どんなに小さな生き物にも命があり、優しく大切にする心が育ったようです。
いつの間にか自転車にも乗れるようになっていた
娘が3歳の誕生日に、補助輪付きの自転車をプレゼントしていたわが家。近所の公園で練習を重ね、いつの間にか補助輪なしで乗れるようになっていました。できなかったことができるようになったという経験は、努力が結果につながるということを娘に教えてくれたようです。
これからも、イクメン夫とともに娘の子育てを楽しむ
私の苦手分野を見事に補完してくれた、イクメン夫。夫婦でお互いの苦手をカバーし合いながら、これからも子育てを楽しみたいと思います。
担当ライター