広島ではじめての出産。陣痛タクシーって登録すべき?
いつどこで始まるかわからない陣痛。出産が近づくにつれ、「陣痛がきたらどうやって産婦人科へ行こう?」「ひとりでいるときに陣痛がきたらどうしよう?」と悩んだり、不安になったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな不安を解消するには、「陣痛タクシー」に登録しておくのがおすすめ。今回は広島で出産したわたしが陣痛タクシーを利用した体験談をご紹介します。
広島ではじめての出産!陣痛がきたときどうする?
2016年、はじめての妊娠が判明。わたしは実家が広島県外なため、まず里帰り出産をするか広島で出産するかで悩んでいました。
産後のことを考えると里帰り出産のほうがよさそう…と思っていましたが、わたしの両親がまだ共働きしていることや実家の近くに産婦人科があまりないことなどを考慮し、結局広島で出産することに。そこで出てきたのが、「陣痛がきたときにどうやって産婦人科まで行こう?」という悩みでした。
普段は公共交通機関を使って産婦人科へ通っていたのですが、陣痛はいつくるかわからないもの。「公共交通機関がいつも通りに使えない時間帯に陣痛がきたらどうする?」「主人が仕事中、自分ひとりのときに陣痛がきたらどうする?」といった不安を払拭するために、陣痛タクシーに登録することに決めました。
そもそも陣痛タクシーとは?広島にもあるの?
「陣痛タクシー」とは、各タクシー会社が行っている、出産を控えた妊婦さんのためのサービスのこと。自宅の住所・電話番号・緊急連絡先・出産する予定の病院の住所・出産予定日などの情報を事前に登録しておけば、いざ陣痛が始まったときに優先的にタクシーを配車してくれるというサービス内容です。また、破水したときのために防水シートやバスタオルを用意してくれていたり、助産師による講習を受けたドライバーが対応してくれたりといったサービスもあります。登録自体に料金はかからず、24時間365日対応してくれるタクシー会社も多いため、いざというときのために登録しておくと安心です。
広島にも「陣痛タクシー」のサービスを行っているタクシー会社はいくつかあります。タクシー会社によって配車できる地域に違いがあるようなので、登録する際には各タクシー会社の公式HPなどで情報をよくチェックしてくださいね。
ついに陣痛がきた!陣痛タクシーで産婦人科へ
わたしの陣痛は、おしるしから始まりました。産婦人科へ連絡して「入院の荷物を持って一度来てみてください」と言われたタイミングで登録していたタクシー会社に連絡!…したのですが、なんとその日は大雪。まさかの悪天候でタクシーの配車状況も通常より混んでいたようでしたが、陣痛タクシーのサービスのおかげでタクシー会社に連絡して15分ちょっとで自宅へ来ていただけました。
運転中も陣痛に響かないようゆっくり安全運転してくださり、産婦人科へ着いてタクシーを降りるときも「頑張ってくださいね!」と励ましていただいたのを覚えています。案の定主人が仕事で自分ひとりのときに陣痛がきたため、陣痛タクシーを利用することで自分以外の誰かがいてくれる心強さも感じることができました。
陣痛タクシーを利用して感じたメリット
あくまでわたしの場合ですが、わたしは「陣痛タクシーを利用してよかった」と思いました。わたしが陣痛タクシーを利用して感じたメリットは大きく3つです。
メリット1:電話するだけで産婦人科へ送迎してもらえる
通常のタクシーを利用する場合は、自宅の住所を伝えたり、行き先への道案内が必要であったりします。一方、陣痛タクシーの場合はあらかじめ情報の登録をしているため、電話するだけで産婦人科へ送迎していただけてとてもスムーズでした。
わたしは陣痛タクシーを利用したときはまだ会話をする余裕がありましたが、中には「会話をするのもしんどい」という場合もあると思います。どうなるかわからない陣痛時だからこそ、「電話をするだけで大丈夫」というのは心強かったです。
メリット2:万が一破水してしまっても大丈夫
「産婦人科へ行っている途中に破水してしまったらどうしよう」と心配になるプレママさんも少なくないはず。また、破水から陣痛が始まるパターンもありますよね。
そんなときも陣痛タクシーなら安心して利用することが可能。陣痛タクシーの多くが防水シートやバスタオルなどを完備しているため、「万が一破水してしまっても大丈夫」という安心感がありますよ。
メリット3:精神的にも安心
出産時は不安ごとや心配ごとがつきもの。わたし自身も初出産でいろいろな不安がありましたが、「いざというときも電話するだけで産婦人科へ送迎してもらえる」というだけでも精神的に安心感を得られました。
実際に利用したときもドライバーの方にほどよいコミュニケーションをとっていただいたり、タクシーを降りるときに励ましていただいたりして、良い精神状態で出産に臨めたと思います。
陣痛タクシーはいざというときのために登録しておくと安心
いつ・どこで・どんなふうに起こるかわからない陣痛だからこそ、事前にしっかり備えておきたいですよね。陣痛タクシーに登録しておけば、いざというときの手助けになってくれるはず。「登録したけれど結局使わなかった!」という場合も問題はないようなので、出産を控えるプレママさんはぜひ登録してみてはいかがでしょうか?
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担当ライター