これってもしかしてガルガル期?産後の情緒不安定はいつまで続くの?
両家にとって初孫となる長女。たくさんかわいがってもらおうと思っていたのに、いざ産まれると赤ちゃんへの執着心から周囲の好意を素直に受け取れない日々が続きました。義両親だけでなく、実両親にもガルガルしていた毎日。産後の情緒不安定は一体いつまで続くの?
出産したら実両親にも義両親にもいっぱいかわいがってもらいたい!
結婚してから約2年、長女の妊娠が発覚しました。両家にとって初孫ということもあり、実両親も義両親も大喜び。夫は男兄弟だったため、女の子が欲しかったという義母は特に喜んでくれていました。
出産前から、ベビー服やおもちゃなど会うたびに渡してくれるじじばばたち。みんなに愛される赤ちゃんの姿が目に浮かびます。産まれたらたくさん抱っこしてもらおう、かわいがってもらおうと、私も楽しみに思っていました。
私の赤ちゃんをとらないで!このザワザワした気持ちはなに?
出産を終え、産後の経過もよく無事に退院。産後も1ヶ月ほどは実家で生活することとなりました。赤ちゃんのいる生活はどんなものだろう?ワクワクしながら産院をあとにしたときの気持ちを覚えています。
期待と不安を抱えながら赤ちゃんとの生活がスタートしました。最初にモヤモヤとした感情を持ったのは、実母が娘を寝かしつけてくれたとき。私が抱っこで寝かしつけてもなかなか泣き止まず、見かねた母が代わってくれたのです。母に抱っこさせると間もなく眠ってしまった娘。このとき、「ありがたい」という気持ちよりも「私の赤ちゃんなのになんでお母さんがお世話するの?」という感情が先に湧き出ていました。母にしてみれば、産後の私の体も労わってくれてのこと。それでも、その好意を素直に受け取れなかったのです。理不尽にも思えるネガティブな感情に、自分自身も戸惑っていました。父や姉に対しても、「そんなに顔を近づけないで!」「ちゃんと手を洗ってから抱っこして!」と口うるさく注意する毎日。普段はズボラな自分からは想像できないほど、赤ちゃんに関しては神経質になり、自分がお世話をするんだと執着していました。
とっても優しい義両親なのに、会うことが苦痛に
産後1ヶ月を過ぎると実家から自宅に戻り、義両親も定期的に会いに来てくれるようになりました。実両親にさえイライラしていたのに、義両親に対していつも通り接することができるだろうか?その心配は残念ながら的中しました。
さすがにアレコレ口に出すことはないものの、義両親が娘を抱っこしたりあやしたりしているのを見ると、寂しいような、赤ちゃんをとられたような気持ちに。目にすると余計に気になってしまうので、義両親が娘をかまってくれている間はなにかと理由をつけて別の部屋に行ったり、ほかの人との会話に集中したりするようにしていました。義母も義父も常識的で優しい人で、ただただ娘をかわいがってくれているだけなのに、顔を合わせるのが苦痛に感じることさえあったのです。
ネットで似たような体験を検索すると、どうやら“ガルガル期”という産後の情緒不安定な時期があるよう。私の場合、実両親への敵対心は産後1~2ヶ月ほどで静まりましたが、義両親に対しては娘が10ヶ月を過ぎてもモヤモヤが治まる気配がありません。自分もまさにコレだ!と納得する一方、夫に相談するわけにもいかず悩んでいました。
卒乳を期に少し落ち着いてきたかも
情緒がだいぶ落ち着いてきたと感じるようになったのは、卒乳してしばらくしてからのこと。娘が1歳を過ぎたころです。義実家を訪問した際、娘を抱っこしてもらってもなんとも思わない自分に気がつきました。
卒乳してホルモンのバランスが落ち着き、また、育児にある程度慣れてきたことで余裕も出てきたからかもしれません。それからはだんだんと、これまで通り義両親と接することができるようになりました。こんなによくしてくれている義両親をなんであんなに警戒していたんだろうと、振り返ってみるととても不思議です。義両親と娘が楽しそうに遊んでいる姿を見て、素直に微笑ましいと思えることを嬉しく感じています。
産後の情緒不安定は時間が解決してくれる…はず!
ガルガル期はホルモンバランスの影響ともいいますが、いずれは時間が解決してくれるはず。今は落ち着いていますが、もし2人目を出産となったらまたガルガルしてしまうのではないかと少しの不安もあります。「そういう時期だから仕方ない」と割り切りつつも、周りに不快感を与えないようできるだけ態度に出さずに乗り切りたいものです。
担当ライター