ライブありマジックショーあり!親子で楽しむパーティーイベントのススメ
もともとイベントやライブが大好きだった私。しかし、子どもが生まれ、まだまだ子育てに手がかかる時期は、なかなかイベントに身軽に行くことはできません。
そこで、友人たちと楽しめる「親子で楽しめるイベントパーティー」を開催することを決意したのです。
イベントに行けないなら、自分でやろう!
もともとライブやフェス、イベントが大好きだった私。独身時代はもちろんのこと、結婚してからも子どもができるまでは、さまざまなライブやイベントに足を運んでいました。
しかし、子どもが生まれてからは子育てに必死でイベントやライブに行く余裕なんて、心身共にありませんでした。
子育てもひと段落し、子どもにも手がかからなくなってきた頃、ふと
「なんか、ライブに行きたい…」とふと思うようになったのです。
もちろん子どもと過ごす毎日は大変だけど、とても幸せ。日々充実していました。でも、その一方で、友達がSNSにあげているライブレポをうらやましく読んでいるのも事実。
読み終わるたびに、「私はいつになったらライブに行けるんだろう」と思ってしまうのです。
主人は激務でとてもじゃないけれど、「ライブに行きたいからその間子どもを見ておいて」なんて言える状況ではありませんでした。
「今見たいライブは我慢するしかないのかな」と半ば諦め、同じように音楽好きの友達と嘆いていたときのことです。
ふと、
「じゃあ、私たちでイパーティーベントしちゃう?」と誰からともなく提案したのです。
というのも、私は出産前はバンドのボーカル、その友人はキーボードとドラムをそれぞれ担当していたのです。
「私たち3人でユニット組めるじゃん。場所さえあればできるよ!」我ながらこの提案に大興奮!善は急げ!とばかりに早速会場探しを始めました。
カフェリトルティーポットさんに協力依頼!
コンセプトは「大人も子どもも楽しめるパーティー」。会場として白羽の矢を立てたのは、安佐南区にある古民家カフェ「リトルティーポット」さん。
子連れ歓迎のこのカフェは、普段からさまざまな親子イベントも開催されていたので、このようなパーティーにも柔軟に対応してくれるのではないか?と考えたのです。
予感は見事的中!オーナーの島田さんはふたつ返事でOKしてくださり、あっという間に会場を押さえることができました。
続いてパーティーの内容について会議。何度か話し合いをした末
・私たちのユニットによるライブ
・知り合いのマジシャンによるマジックショー
・駄菓子を購入して小さな駄菓子屋さん開催
・マッサージの資格を持つ知り合いによる、ママへのワンコインマッサージ
に決定しました。
パーティーはランチタイムに開催するため、リトルティーポットさんには特別のワンプレートランチを大人用、子ども用それぞれ準備していただきました。
想像以上に充実した内容となり、喜びを通り越して感動すら覚える私たち。
しかし、問題は私たちユニットの練習時間の確保。みんな小さい子どもがいるので、なかなか練習に集中できません。
すると救いの手を差し伸べてくれたのがママ友たち。
「こんな素敵なパーティーを企画してくれたんだから、協力させて」と言ってくれ、なんと私たちが練習している間、子どもたちを見てくれていたのです。
持つべきものは友人…本当に感謝してもしきれませんでした。
ライブにマジックショーに駄菓子屋さん♪ママも子どもも大盛り上がり!
いよいよパーティー当日。会場は超満員!まずは腹ごしらえ…とお客のみんなはリトルティーポット特製ランチを堪能。
なんと、ランチタイム中、お店のご厚意で、カフェ名物の着ぐるみトラさんが現れて、子どもたちにお菓子をプレゼントしてくれる、というサプライズも!
食べ終わった子どもたちは、お店の一画に作った駄菓子屋さんでお菓子を買ったりくじ引きをしたり。一方ママはマッサージで日頃酷使している身体をメンテナンス。
ひと心地ついたらライブ開始。ライブは2部制で、1部は「おかあさんといっしょ」の歌や童謡など、子どもたちが大好きな歌を、2部は大人向けにしっとりとした選曲を。
ライブの後はパーティーのメインイベント、マジシャンえびすによるマジックショーです。
さまざまなイベントに引っ張りだこの人気マジシャンによるマジックに子どもも大人も大歓声!
パーティーは大成功に終わりました。
そしてこのパーティーイベントにはちょっとした後日談が。
このパーティーを機に、私たちの音楽ユニットが本格始動。地元のお祭りでライブしたり、老人ホームで慰問ライブをしたり、カフェの周年記念パーティーで歌わせていただいたり…。
「ライブを見たい」がきっかけだったこのパーティーで、私たちがすっかり「ライブをする側」に回ったのです。これはとても嬉しい誤算でした。
「まずやってみる!」で結果オーライ。
私が好きな音楽プロデューサーの言葉に「結果を決めて努力で帳尻!」というものがあります。この言葉どおり、見切り発車で始動したイベント、大成功と私たちに新たな楽しみをもたらしてくれました。
「できない」と諦めるのではなく「まずはやってみる」もときには功を奏するのだな…としみじみ感じる私です。そして、どんなことでも大切なのは「人との縁」。これからも周りにいる人、これから出会う人を大切にしよう、と改めて思いました。
担当ライター