過ぎてしまえば必要だったと思えるイヤイヤ期。子育ては何が好転するか分からない?!
実家のない広島で子育てを始めた私は、長男のイヤイヤ期が始まりとんでもなく大変な思いをします。そんな彼らが小学生高学年まで成長し、どうなったでしょうか。2人の息子たちの成長を振り返りながらエピソードを紹介したいと思います。
長男にイヤイヤ期が到来!全力でイヤイヤするよ!
長男2歳、次男0歳、二人育児が始まりやっと育児にも少し慣れてきたころに長男のイヤイヤ期が始まりました。広島に嫁いできたので遠い実家は頼れず、どうにか1人で2人育児を軌道に乗せ始めていた矢先のことでした。長男が何をするにもイヤだと言い始めます。
朝ご飯を食べるのもイヤ!お着替えするのもイヤ!とにかく全てがイヤらしい様子。
お出かけするよ、と声をかけるとそれは嬉しいらしく喜んで車に向かうのですが、チャイルドシートに乗せると今度はベルトを付けられるのがイヤ!そして複雑なチャイルドシートのベルトを自分で付けるのだと言い張ります。
手伝おうとすると怒り、じゃぁお出かけできないというとそれもイヤ!とにかく何を言っても「イヤ」の一点張りで、イヤイヤループから出てこられません。
計画していたことが何も進まないので私は日々イライラしますが、救いだったのは専業主婦で時間があったこと。もし働いていたら、限られた時間で相手するのはとても大変だっただろうと思います。
自己主張のかたまり!協調性なんて持ち合わせていません
長男のイヤイヤ期が絶好調で軌道に乗り、どんどん私は辟易していきました。
長男の相手をしているだけで日々が過ごせるのであればまだよいのですが、加えて0歳の次男も存在をアピールしてきます。
常に次男をおんぶし、長男に必死で付き合っていました。路面電車に乗せてあげよう、船を見せてあげようと、2人を連れて1人で出掛けたことも何度もあります。ですが、出かけた先が楽しいと長男は帰りたがらず、おんぶの次男は泣き出し…もうどうにもこうにもならないというときに見知らぬおじさんに「うるさい!」と怒鳴られたこともありました。
今思い出しても涙がでるくらい、あの頃は本当に大変でした。おとなしく家にこもっていれば嫌な思いをすることもなかったのに、少しでも楽しく子育てしたいという思いから、たくさんお出かけしていました。
次男イヤイヤ期到来!母は余裕で乗り越えられる
長男も少しずつ成長し、ずっと苦悩に感じていたイヤイヤ期がいつの間にか終わっていました。
そうこうしているとついに次男のイヤイヤ期が到来です。長男で散々な思いと経験をしていた私は、イヤイヤ期は長男同様のインパクトでくると覚悟していました。
ところが、ちょっとイヤイヤ言い始めたな…くらいで、たいしてイヤイヤ言わない次男。いつくるか、まだ来ないか?と待っていたのに次男は長男程イヤイヤ言わない。
肩透かしをくらいながら、私は余裕で次男のイヤイヤ期を過ごします。
時は過ぎ息子たちは小学生高学年男子に。どんな風に育った?!
そんなそれぞれの幼少期を過ごした息子2人は、今では小学生高学年男子になりました。
どんな風に育ったかが気になるかと思いますが、あれだけイヤイヤ言い放ち、何でも自分でやりたがって私の手を煩わせた長男は、しっかり者で何でも自分でできる男子に成長しました。まだ小学生ではありますが、1人で生活できるのではないかと思うほど身の回りのことが一人でできます。
一方…。当時は私を楽させてくれた次男。イヤイヤもあまり言わず、自分でやりたい!という主張もなく、なんて楽な子なの、と思っていた次男です。
高学年となった彼は、何でも受け身、何も自分でできない、超絶頼りない男子になってしまいました。
これはどうしたものかと、今は次男に悩まされる日々です。
何が好転するかは分からない。まだまだ続くよ成長期
現時点ではこんな感じで、立派にイヤイヤ言い放った長男が頼れる男子になっています。ですが、まだまだ成長中の彼らはこれで完成形ではありません。
次男もこの後に挽回できるくらいの急成長期が来るかもしれません。母は期待しています。
ですが、次男の成長のきっかけは次に訪れるであろう第二次反抗期かもしれません。思春期男子の反抗期とはどういうものか、戦々恐々でもあります。
第一次反抗期であるイヤイヤ期で全力を出し切った長男は、第二次反抗期はたいしたことがないといいのですが。
いずれにしても、イヤイヤ期の時期だけが子どもたちの全てではなく、成長はそのまま繋がっていくのだということを小学生高学年まで育てて知りました。
イヤイヤ期ってずっとは続かない
イヤイヤ期の最中には終わりが見えず、いつか終わるということがピンとこないものですよね。実家から遠く離れた広島で子育てを楽しみながら、まだまだ新しいことを知る私の体験談でした。
担当ライター