子育て中は友だちを増やすチャンス!私が知り合い0の土地でママ友を作った方法
「孤育て」という言葉があるくらい、子育て中のママたちの中には、日々淋しさや心細さを感じている人も少なくないと思います。私自身も最初はそうでした。でも、子育て中は自分の世界を広げるチャンスでもあるのです。今回は、私が子育てを通して実践した、友だち作りについてお話します。
子育て中はママも友だちを作る絶好のチャンス
1人目の妊娠が判明した直後に夫の転勤が決まり、知り合いがまったくいない土地に引っ越しました。もともと人見知りの性格である上に、悪阻でしばらくは外出する気にもなれず、毎日家に引きこもりっぱなしの日々。友だちなんてできなかったし、どこに行けば友だちが作れるのかもわかりません。当時住んでいた地域は比較的のどかな場所で、同世代の女性が集まるような場所やイベントなど、探しても見当たりませんでした。
そんな私の生活が一気に変化したのは、子どもが生まれてから。赤ちゃん連れだからこそ、入れる場所、参加できる活動がいろいろとあることが分かったのです。そこに行けば、同じように赤ちゃんや小さい子どもを抱えたママたちがたくさんいます。「子連れ」というだけで、お互いに親近感が湧き、初対面でもすぐに、子育ての悩みや普段の愚痴などを言い合える関係になれました。
出産したら子どもにかかりっきりで、自分の世界が狭くなってしまうのでは…と不安に感じている女性もいるかもしれません。でも実際は、子どもがいるからこそ、それまで知り合えなかったような人と知り合い、ママも友だちを作る機会が増えるのだと私は思います。
方法1.子育てサークルやオープンスペースに通い詰める
ここからは、私がママ友を作るため実際に行ったことをご紹介します。まずおすすめなのが、子育てサークルやオープンスペースなどに積極的に通うこと。屋内のオープンスペースなどであれば、公園と違って、子どもが歩けないうちからでも遊ばせられるというメリットもあります。
私の場合、1人目の子育て中には、市が主催する子育てサークルに足を運びました。サークルに通い始めるまでは、子どもと家に引きこもっていることも多く、まさに「孤育て」状態。最初に子育てサークルに参加したのは、子どもが生後7ヶ月くらいの頃だったと思います。それからときどきサークルに顔を出し、子どもが活発にハイハイする頃には、毎日通うようになりました。
上でも触れましたが、私はとにかく人見知りです。それでも毎日通ううち、ほかのママとも自然と顔見知りになり、いろいろ話せるようになりました。毎日話をするうちに自然と、「サークルのない日はいっしょに遊ばせよう」「今度たこ焼きパーティーをしよう」といった話題にもなります。サークルの外で会うと、一気に仲も深まりました。
またときには、あまり話をしたことがないママの赤ちゃんのところに、自分の子どもがハイハイで近づいて行くこともあります。するとそれをきっかけに、その子のママとも自然と話ができるなんてことも。そういうときは、「この子のお陰で友だちがまた増えたな」と思えました。
子育てサークルやオープンスペースの場合、最初のうちはママも赤ちゃんも緊張して、馴染めないこともあるかもしれません。でも何度か通ううちに、きっと顔見知りができ、そこからママ同士の仲も深められるはずです。
方法2.子連れでもできる活動に参加する
2人目が生まれた直後に、今度は広島市内への転勤が決まりました。子ども2人を連れて、また0からのママ友作り。今回は近所のサークル活動に加えて、そこで知り合ったママ友から誘われ、赤ちゃん連れでできる活動に参加しました。
私が参加したのは、赤ちゃんを連れて学校や老人ホームなどを訪問する団体の活動。当時2歳の長男と、生後4ヶ月の下の子を連れて参加しました。みんな赤ちゃん連れで、ママ同士が助け合いながら活動するので、短い時間でも自然と打ち解けることができます。訪問活動には毎回きちんと決められたテーマがありました。この活動を通して、同じ志を持って活動するママ同士として、「ママ友」の枠を超えた強い結びつきも得られた気がします。
広島市内にはほかにも、子連れママたちによるブラスバンドやバレエサークルなど、赤ちゃんを連れて参加できる活動がたくさん。同じ趣味や目標を持つことで、ママ同士の仲も、より深まりやすいのではないかなと思います。
ママ友だけどママ友じゃない!
ここまでママ友作りについてお話しましたが、振り返ってみると、実はみんなママ友ではありません(笑)。ママ友という言い方はうわべだけの感じがして、どうしても語弊があると思うのです。
ママ友というと、子どもありきの仲のような印象を抱く人も少なくないでしょう。でも実際のところはそうではなく、「同じ時期に子育ての苦労を共有した戦友のようなもの(?)」だと思います。つまらない冗談で笑いあい、困ったときはお互いに助け合える、血の通った関係です。もちろん、中には本当に子育て中の関係だけで終わる「ママ友」もいるとは思います。でもそれだけではなく、ママ友の枠を超えて仲良くなれる出会いもきっとたくさんあるはずです。
まずは行動あるのみ
子育て中は、知り合いを増やす絶好の機会。ときには、ママ友の枠を超えた一生の友だちに出会えることもあります。前向きな気持ちで、まずは子どもといっしょに行動に移してみてくださいね。
担当ライター