0歳子育ては「離乳食」で悩みがち?息子を”おかわり君”にした食育ルール

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0歳子育て中のママが悩みがちな「離乳食」。食べさせる量や、食材選び、ペース、アレルギー、嫌がるときの対応など、悩みを挙げだしたらきりがありません。ただ、離乳食は赤ちゃんにとって、初めての食事との出会い。戸惑いや不安はきっとママよりも大きいはずです。そこで今回は、日々の食事が赤ちゃんにとって楽しく幸せな時間になるよう、現在2歳の息子と暮らす私が心がけた食育ルールをご紹介します。

息子の離乳食開始前に決めていたこと

生まれたときは3000gピッタリだった息子は、日に日にムチムチと大きくなり…。周囲からは、「白飯3杯くらい食べそう!」と言われていました。
そんな息子が離乳食を開始したのは、生後6ヶ月から。超面倒くさがりの私のせいで、少々遅めのスタートです。

この頃、同じように離乳食を開始したママたちから多く聞こえてきたのは、「離乳食を始めたけど、全然食べてくれない…」「作るのが大変!」と、どちらかと言えばマイナスの意見。それを聞いた私は、「えぇ…お互い辛いのはいやだなぁ…楽しく食べたいなぁ」と思うようになりました。

 

離乳食を始める前に私が決意したのは、「食事は楽しい!と息子に教える」ということ。周囲には、「出汁は必ず天然のもので」「必ず3品は作る」「離乳食の本の通りに…」と頑張るママが多かったため不安になることも多かったのですが、「人は人、私は私」と割り切ることにしました。無理せず、私たちのペースで。栄養バランスよく、量もしっかりと食べることも大事なことですが、「楽しむことの方が大事!」と考えたのです。

離乳食のときに心がけていたこと

私が息子との食事タイムを楽しむために決めていたルールは、こちらです。

1.「これは○○だよ」「赤くて綺麗な色だね♪」と話しながら食べる

食べる前に、野菜の名前やメニューの名前を伝えるようにしていました。よく食べてくれたものは、次にあげるときに「○○ちゃんの好きなカボチャだね!」と伝えると「やったー!」とでも言わんばかりの笑顔に。たまに、食べてくれなかったものも「好きなキャベツだよ!」と言うと、騙されて(?)食べてくれることもありました。

2.嫌がって食べなかったら「また今度にしようね」と下げる

もし食べなかったとしても、「少々食べなくてもいいや」くらいの気持ちで下げるようにしていました。不思議なもので、「食べさせなきゃ!」と私が思えば思うほど、断固として食べなくなるのです。そのときの拒否は、「食べたくない!」の拒否ではなく、「ママの言うことを聞きたくない!」の拒否であることがほとんど。こちらがあっさり「また今度ね」と引くと、「やっぱり食べる!」となってくれることもありました。

3.ピカピカのお皿を見ながら、「ばんざーい!」とパチパチする

これは、間食した後の「ピカピカのお皿が気持ちいい!」という気持ちを持ってもらいたくて始めたこと。我が家では、完食したら、「○○ちゃんすごいね!」「ばんざーい!」と大喜びします。息子も嬉しそうにパチパチパチ…と拍手。今では、自分からピカピカのお皿を見せてくれるようになりました。

4.初めて食べるものは、まず私が食べてリアクションを伝える

「楽しい食事」を心がけていても、毎日順調なことばかりではありません。どう頑張ってもなかなか食べてくれないこともあります。特に、初めて見る食材には、警戒心むき出し。そんなときは、私がパクっと食べてみて「うぅぅ、おいしいー!!!」とうるさいくらいに全力で演技します(笑)そして、「こんな味だったよ」「少し硬いけど、カミカミするとおいしくなるよ」と伝えてあげます。この方法を何度もトライすることで、自分から食べてくれるようになることもありました。

 

これは、あくまで我が家のルール。もしかしたら、育児書ではおすすめしていない方法かもしれません。ただ、息子にはかなり効果のある方法でした。楽しい雰囲気を作ることを意識しすぎて、知らず知らずのうちにハイテンションになっていくことも(笑)。ただ、まずはママやパパが食事の時間を楽しむことが大切なのかなと感じています。

いよいよ離乳食開始!心配だったことは?

離乳食に関しては、あまり悩みすぎないようにしていましたが、それでも心配だったことがひとつ。それは、息子の「食べる量」についてでした。

あるとき、ママ友に誘われて参加した広島市の子育てセミナーで、0歳の食べる量を見る機会があったのですが、明らかに息子の食べる量よりも少ない…。
どちらかと言えば、ありがたいことによく食べる方だった息子。周囲からは、「よく食べるねぇ」と驚かれることも多かったのですが、ふと「食べすぎじゃないか…?」という不安がよぎるようになりました。
保健センターの方に相談もしてみたのですが、「0歳の頃は満腹中枢が上手く発達していないんです。だから食べられる分だけあげてください」とのこと。食べすぎて戻すほどでなければ、問題ないようです。これを聞いて一安心。ただし、だらだらと食べさせすぎていたことを反省して、食事の時間に気を付けるようになりました。

あの頃の食事タイムを振り返って

今では、2歳半となった息子。元気に保育園に通っています。
先生からのコメントには「○○君は、今日もおかわりしています!」「大盛のごはんを全て完食していました!」とあることも多く、食べることが大好きなようです。私の母からは、”おかわり君”というあだ名で呼ばれるまでになりました。さらに、食事が好きになれば、食事マナーも自然と身に付きやすいという嬉しい効果も。これからも、食事がただ食べるだけの”作業”にならないように、息子と楽しい思い出を作っていけたらと感じています。

離乳食について深く考えすぎて疲れてしまう前に…

0歳児の子育てママが直面する「離乳食」。悩みのひとつとしてとらえてしまっては、楽しむことをつい忘れてしまいがちです。行き詰ったときは、深く考えることをやめて、まずはお子さんが楽しんでくれるような雰囲気作りから始めてみましょう!

担当ライター

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