妊娠中のママの言葉は赤ちゃんに伝わる?

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妊娠中、ママが行うお腹の赤ちゃんへの語りかけは、母子のコミュニケーション手段として有効と言われています。では実際に語りかけのような胎教にはどのような効果があるのでしょうか。長女、次女ともにわたしが妊娠中行った語りかけエピソードをもとに、子どもを通じて感じたことを紹介していきます。

赤ちゃんの心拍が確認された日から始まった語りかけ

わたしのお腹の子への語りかけは、産婦人科で赤ちゃんの心拍が確認された日から始まりました。長女を妊娠時、何もかもが初めてで不安だったわたしは、お腹の子に向けてただひたすら話すことで不安を紛らわそうとしていたのです。わたしが行った語りかけは、今日1日の出来ごとや生活の中で感じたこと、赤ちゃんへの想いなどをただひたすらお腹の子に向けて話すというものでした。ただ、独り言を言うのとは違い、全てお腹の子に向けて語りかける口調で話していました。特に、胎動を感じるまでは本当にお腹に赤ちゃんがいるのか、ちゃんと生きているのかなど、なかなか実感を得られずにいたため、語りかけを通じて少しでも赤ちゃんと繋がっていたいと思ったのです。

 

赤ちゃんへの胎教に効果的な時期

お腹の赤ちゃんへの胎教は、安定期が過ぎた6ヶ月頃から始める人が多いようです。主な理由は次のようなものです。

・妊娠初期と比べつわりが落ち着き、体調が安定してくる人もいて始めやすい

・赤ちゃんの聴覚・視覚などが発達してくる時期と言われている

・胎動を通じて、赤ちゃんの反応を実感しやすい

語りかけのような胎教を始める時期に特に決まりはなく、ママの体調の良い時期を見計らって始めると良さそうです。ママのお腹もだんだんと大きくなってくる時期なので、赤ちゃんに語りかけている実感がさらに湧きやすくなるのではないでしょうか。

胎教に効果的と感じたものは?

妊娠初期から始めた長女への語りかけは、妊娠6ヶ月頃には日々の暮らしにすっかり定着していました。この頃には、長女の反応も胎動を通じて分かるようになり、さらに語りかけだけではなく、その他の胎教の効果を実感するようになったのです。では、効果的と言われている胎教には主にどのような種類があるのでしょうか。

 

効果的な胎教の種類

・語りかけ

・音楽を聴く、歌う

・絵本の読み聞かせ

・キックゲーム

 

これらは主に効果的と言われている胎教の種類です。広島市内にあるいくつかの幼児教室では、胎教に関する専門的な指導を行っているところもあるようです。わたしの場合、お腹の子の反応を見ながら、効果的な胎教を決めて実践。特に長女の場合、CDやテレビなどの音楽には反応しない代わりに、わたしが歌った歌には反応していました。そのため、童謡の歌を歌ったり、幼児向けのアニメの歌をわたしが歌ったりして聴かせていたのです。また、長女は胎動がかなり激しく、腕や足がよくお腹から飛び出してきていました。そのため、飛び出てきた腕や足を赤ちゃんの方へぐいっと押し返して、キックゲームのようなコミュニケーションを楽しんだりしていたのです。その他にも、長女はお腹の中でよくしゃっくりをしていたので、真似て一緒にしゃっくりをしてみたりしていました。

 

胎教を行うときに気を付けたこと

わたしの中で、胎教をする際に気を付けていたことがいくつかあります。それは次のようなことでした。

・夜、寝る時間以降は、なるべく明るい照明やテレビをつけない

・語りかけはゆっくりとした口調で行い、長時間語りかけつづけない

・刺激になるような大きな音はなるべく出さない

・ママが疲れたらやめる。体調にあわせて無理なく行う

妊娠中の胎教は、赤ちゃんが生まれた後の生活リズムを整える目的もあったのです。産後、母子ともに無理のない生活が送られるように、生活時間を意識した胎教を取り入れていました。特にお腹の中にいる赤ちゃんは光と音を頼りにしているので、寝る時間や起きる時間は分かりやすくするようになるべく心がけていたのです。例えば、寝る時間は部屋を暗くし、起きる時間は反対に明るくして、起きやすいように声掛けをしていました。

1人目と2人目で違うリアクション

語りかけは、長女、次女ともに行った胎教です。しかし、姉妹それぞれのリアクションに違いがありました。長女、次女それぞれの胎教への反応や様子は次のようなものです。

 

長女のリアクション

・胎動が強く、胎教への反応が分かりやすい
・歌が好きなようで歌うとよく動く
・テレビや映画などの迫力ある効果音などに敏感に反応し、お腹が張りやすくなる

 

次女のリアクション

・胎動が少なく、胎教に関して反応はほとんどなし

・絵本を読んでいる最中は特に大人しい

 

長女と次女とでは、胎教に対しての反応が多少違うことも。長女は次女に比べて、外の音に敏感に反応していたように感じました。胎教の内容は変わらなくても、生活リズムや生活音などの違いが反応に現れていたのかもしれません。

ちゃんと通じてると感じた出産間近のエピソード

姉妹共に、出産後は胎教の効果を感じさせるような様子が見られることがあったのです。長女、次女それぞれに感じた胎教の効果は次のような感じでした。

 

長女が生後6ヶ月の頃

・お腹にいたときに聴いた童謡やアニメの歌は他の歌に比べて反応が良く、愚図っていても聴くと落ち着くときがある

・お腹の中にいた頃に何度も読んだ絵本や児童書などは、他の本に比べて反応が良い

・語りかけていると落ち着いて寝たりする

 

次女が新生児の頃から

・決められた寝る時間になると、すんなりと布団に入る

・寝る前に読む絵本が好き

・長女の絵本に馴染みがあるのか、他の絵本に比べて抵抗がない様子

 

産後特に胎教の効果を感じだのが、出産日についての語りかけでした。当時、産後のヘルプがなかなか得られそうにない状況だったため、産後のスケジュールを入念に組んでいたわたし。いつ生まれてきてもいいように準備はしていたものの、姉妹がお腹にいたときから出産日の予定を語りかけていたのです。「この日に生まれてきてくれたらパパがいるから助かるよ」というように具体的に理由も説明しました。その甲斐あってか、姉妹どちらも、出産日は予定日近くに希望していた日ぴったりだったのです。これにはとても驚き、語りかけの効果を実感した瞬間でした。

妊娠中の語りかけで母子の絆を深めよう!

妊娠初期の頃に始めた語りかけも、回数を重ねるうちに母子にとってかけがえのないコミュニケーションの1つになりました。赤ちゃんがお腹にいるときからママの声をたくさん聴かせてあげて、赤ちゃんとの会話を楽しんでみてはいかがですか。

担当ライター

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