【絵具アートで!】広島・五日市「和久洋三のわくわく創造アトリエ」親子で思い切り遊んじゃおう☆
子どもの遊びや学びのためにつくられた用品・用具を提案する「童具館」。その童具館の創設者・和久洋三さんが主宰を務める、「和久洋三のわくわく創造アトリエ」をご存知ですか?全国各地で行われる「わくわく創造アトリエ」では、家庭ではとてもできないダイナミックすぎる活動や、造形を通してお友だちと自由に遊ぶことが可能です!
そんな「わくわく創造アトリエ」ですが、2018年、広島市佐伯区五日市に“五日市プレイルーム”がオープン☆広島のママたちから熱い視線を集めています。そこで今回、五日市プレイルームで行われた「夏のわくわく創造アトリエ」に参加した友人ママへ、突撃取材を決行しました!数あるクラスの中から友人親子が参加したのは、「ボールと絵具で遊ぼう」のクラス。受講した様子をみなさまにお届けしましょう!
「わくわく創造アトリエ」って?どんな活動をしているの?みんなを夢中にする「わくわく創造アトリエ」の魅力を、たっぷりご紹介します!
「和久洋三のわくわく創造アトリエ」とは?
「和久洋三のわくわく創造アトリエ」は、和久洋三さんが手掛ける子どものための造形・創造アトリエ。和久洋三さんは、子どものおもちゃや積み木などを取り扱う「童具館」を立ち上げた方で、NHK「すくすく赤ちゃん」などの教育番組に出演したり、全国各地で育児をテーマに講演会を行われたりしている、童具デザイナーです。
和久洋三さん著の書籍も多数出版されており、本に記されたその育児メソッドは全国のママや保育関係者から大人気!(育児メソッドというと、堅苦しいイメージですが、本当に分かりやすく育児・教育・遊びのイロハやヒントを教えてくださいます)
そんな和久洋三さんが考案する“遊びながら学ぶ”ことや、“家ではできないダイナミックな活動”ができるのが、「わくわく創造アトリエ」です。
とはいえ、単に道具が用意され「さあ、自由に遊びなさい」という流れではありません。また、「次はこうして、何時からはこうして…材料はこれを必ず使って…」とカリキュラムがしっかり組まれているわけでもないのです。
「わくわく創造アトリエ」の活動は、起承転結が必ず踏まえられています。すべてがつながりを持って展開するアトリエ。1歳の子どもでも4歳の子どもでも、みんなが自然と活動に参加でき、最後まで楽しめるようにできているのです。
そしてアトリエ活動の中で、創造を通してモノの仕組みや、成り立ち、人間の本質までをごく自然と、直感的に子どもに教えることができます。
アトリエで使う素材は積み木やモザイク、専門家用の絵具や木材、粘土などなど……さまざまなものを使います。この素材は、すべて一級品を選んでおり、子どもが活動の中で「本物」の素材に触れることが可能。さらにこれを、「ダメよ!」や「こうしなさい!」という指示なく、自由に活動で使うことができます。こんな遊びや学びって、普段家庭でも、ひょっとすると幼稚園・保育園でもできないことかもしれませんね。
「わくわく創造アトリエ」は会員制となっており、通常会員登録をしないと活動に参加はできないもの。しかし、春・夏・冬にそれぞれ、非会員も参加OKの特別活動を行っているんです。
今回は、2018夏アトリエに参加したママからお話を聞き、みなさまに「わくわく創造アトリエ」の活動内容をくわしくお伝えします!
五日市プレイルームでアトリエ活動♪
さて、「わくわく創造アトリエ」は各地にプレイルームがあり、アトリエ活動はいろいろなところで行えますが、今回訪れたのは広島五日市プレイルーム。五日市駅北口から駅前橋へ向かい、橋を渡って道なりに国道2号線へ向かって進むと…、広島五日市プレイルームがありました!
駐車場もあり、車で向かうこともできますよ。さあ、ここでアトリエに参加してみましょう!今回のテーマは「ボールと絵具で遊ぼう」。パパとママ、そして2歳児のお兄ちゃん、0歳児の弟くんで、親子クラスに参加したそうです。
アトリエ活動の流れ
広島五日市プレイルームは、2018年7月にオープン。新しく広々としたプレイルームは、玄関スペースにおもちゃとちょっとした遊び場があります。早く着いたお友だちはここで遊んでもOK。
その奥のアトリエルームに入ると、わくわく創造アトリエ認定講師の田上先生こと、田上敬洋さんとめぐ先生こと、田上恵さんが迎えてくれます!自己紹介を済ませ、さあアトリエ活動…と思ったけれど、子どもは初めての場所・初めて会う人に敏感なもの。なかなか、馴染むのが難しいんですよね。
すると、田上先生が絵本を読んでくれました。抑揚のあるおもしろい話し方で、絵本のストーリーがどんどん展開していきます!
こちらの写真、「お友だち少ない!」と思った人もいるのではないでしょうか…。今回、お話を聞いたママの2歳児のお兄ちゃんは、このとき膝の上で固まっていたそう。「最初でこのありさま。もう、参加できないかと思いました…」と、ママがリアルに語ってくれました。ああ…心中お察しします!
しかし、田上先生が絵本を読んで空気を和らげてくれるので、どんどん子どもが近づいていきます。徐々にママの膝から離れて、お兄ちゃんが参加。子どもが入り込んでいく様子が分かりますね。
絵本を読み終わると、田上先生はカラーボールを出してくれました。
たくさん出てきますよ。カラフルなボールをルームいっぱいに広げて、自由にボールで遊びます。掴んだり、転がしたり、弾ませてみたり…。
「もっと遊んじゃおう」と、田上先生とめぐ先生がボールレーンと台を持ってきてくれました。レーンに高さを出して、勢いよくボールを転がしていきます。この頃には、初めてのアトリエで緊張していた姿は見る影もなく、子どもたちはみんなボールに夢中。
コロコロ転がるボール、楽しそうに追いかけていますね!
レーンの終点には、桶があります。ここにボールが溜まっていくので、子どもたちは気になる様子。お兄ちゃんは、さっそく足を入れてみました。
これも、わくわく創造アトリエでは「どんな遊び方もOK!」なので、もちろん歓迎。桶の中に入ってもいいんですよ。
ピンポンボールや野球ボール、ソフトボールなどなど…いろいろな種類のボールが流れてきます。このとき、親はどうしているのかというと…、もちろん、一緒にボール遊びを楽しんでいるのだとか♪田上先生もめぐ先生も、「お父さん、お母さんも参加してくださいね~」とおっしゃってくれるそう。
ボールプールで遊ぶお兄ちゃん。ずっと見ていると、「ボールの大きさ、素材などで流れるスピードが違うんだなあってことに気づいたみたいです!」とママが教えてくれました。なるほど…。
次は、大きな滑り台が登場。ボールをバケツに集めて、転がしてみましょう!やっぱり、種類によって流れるスピードや弾み方が違うんですね。坂を転がるボールの音がリズミカルで、このシーンは大人も子どももみんなで盛り上がったそう。
集めては流して、の遊びを何度も繰り返します。パパとママも「のめり込むように遊びました(笑)」とのこと。楽しそうですね!
ボール遊びはまだまだ展開!子どもたちは、滑り台の入り口に座って、流れるボールを受け止めます♪田上先生が小さなボールをたくさん出してきました!
「どうだ~、まいったか~!!」とアテレコしたくなるような楽しい1枚です。単純に遊んでいるだけなのですが、ボールの扱い方が身についてきますよね。
「…あれ?今回ってボール遊びのクラスじゃなかったような…?」と思ったみなさん!ご安心ください☆先ほどもご紹介した通り、「わくわく創造アトリエ」の活動は、起承転結が踏まえられていて、すべての活動がきちんと繋がっているのです。
思い思いにボールで遊んだら、次は絵具を使ってアート体験をしていきます。絵本から始まりボールが出てきて、次第にボールの数が増えて規模が大きくなっていき…。段階を踏んで、アトリエが進んでいくので大人も子どもも入り込みやすくなっています!
絵具が登場!きれいな発色です。この絵具のお皿にボールを浸して、先ほどの滑り台に紙を引いてキャンバスにすると…。
転がして、絵を描きます!先ほどのボール遊びで子どもたちは扱い方を知っているので、ボールを転がすだけでなく、弾ませたりギュッと押し付けたり、いろいろな描き方をし始めるそう。
いろいろなタッチで、絵ができていきます。絵具のカラーはグリーンブルーとライトグリーンで、寒色系を使っていますね。色が混在してもきれいに見え、芸術的です!
この頃には、子どもたちはかなりノリノリ。大きさの違うボールで細・太をつけて描いたりしていたそう。実にダイナミックな作品が仕上がっていきます。
家ではこんな遊び、絶対にさせられませんよね…。ここでは服や手足が汚れても、誰もとがめません。むしろ先生たちはすごく褒めてくれて、子どもたちも嬉しそうなのだとか。
じゃーん。お兄ちゃん、手に絵具を塗りました。
ペタペタ。スタンプのようにして、遊び始めましたよ。これも、先生は「それいいね!」と楽しんでくれて、手形スタンプ用に新しい紙まで用意してくれたそうです。
さらに「髪の毛を筆にするとどうだろう!?」とお兄ちゃんは思ったのか、頭に絵具をつけて描き始めました!自宅で絵具遊びをしていたら悲鳴モノですが、ここは自由な創作アトリエ。先生も「すごい発想だね」と褒めてくれるのです。
子どもが考えることに、大人は驚かされっぱなしですが、そのアイデアを自在に発露できるのが「わくわく創作アトリエ」のよいところなのだと思います。
子どもも本当に楽しそう。参加したママも「こんなに楽しいとは思わなかった!(子どもの)ここまでの笑顔を見たのは、もしかすると初めてかもしれません」と教えてくれました。
アトリエ活動の間、最初こそ緊張しましたがお兄ちゃんはその後ずっと笑いっぱなしだったのだとか。
最後に、みんなの作品を見てみましょう。計画性がなく自由に描かれた線でできたこのアート、著名な芸術家の作品かのように思えます。いやぁ…、繰り返しになりますが家でママと遊んでいるだけでは、こんな作品に取り掛かったり、汚れを気にせず思い切り遊ばせたりはできないかも。アトリエならではの体験が、ここでは叶うようですね。
終わったらみんなで絵具を洗い流します!この絵具は皮膚に残らない水性タイプ。お兄ちゃんは頭までしっかり洗ったそうです(笑)
お疲れ様でした~!最後に先生たちがおやつをくれました。子どもたちがおやつを食べる間、大人も休憩します。以上が「ボールと絵画で遊ぼう」クラスの全貌です!
いかがでしょうか?難しいことは一切なく、けれども子どもが思い切り遊ぶ中で、いろいろなことを学んでいるという手ごたえが感じられるのです。
参加したママにお話を伺いました
さて、参加したママにお話を聞くと、「とにかくおもしろかった~!」と教えてくれました。「子どもも楽しそうでしたが、それよりも大人も思い切り楽しみました」とのこと。その証拠に…。
パパの服にも絵具が付いている写真が(笑)。わんぱくですね!
今回、メインで参加したお兄ちゃんには、0歳児の弟がいます。アトリエ活動中はママとパパで交互に抱っこして、一緒に参加したそうです。「下の子が生まれてから、お兄ちゃんとの時間がとれなくて。育児に追われていると、お兄ちゃんには『ダメよ!』ばかりいってしまう」と話してくれたママ。家事・育児に追われると、制止ばかりになる気持ち、よく分かります…。
「でもこのアトリエでは“なんでもOK”で、この時間だけは『ダメよ!』から解放させてあげられます。今、お外遊びもお家遊びも制限ばかりだから、こういう時間は意識的に作って経験させてあげないといけないな、と思いました」とママ。
そうですね、この「わくわく創作アトリエ」のポイントは解放された空間で、自由に創作ができること。
とある園長先生に聞いた話によると、「わくわく創作アトリエ」で養えるものは『非認知能力』なのだそうです。
む、難しい…と思いますが、世界の育児においてトレンドにもなっているこの「非認知能力」。知っておいても損はないそうですよ。
「わくわく創造アトリエ」では、お友だちと関わりながら物を使って遊び創作し、協力してひとつの作品を完成させ、達成感を得ることができます。まさに非認知能力を高めるには持ってこいの経験なのです。参加したママも感じていた「楽しさ・おもしろさ」とは、非認知能力が育まれる経験なのかもしれません。
わくわく創造アトリエ、体験するには?
さて、記事冒頭でもお伝えしましたが、「わくわく創造アトリエ」は会員制。会員になるためには、まず2種類の体験コースを受けましょう。五日市プレイルームが用意している体験コースはこちらです。
個別体験 |
体験するお子さまだけのクラスです。体験は希望日に合わせて調節可能です。お友だちと一緒に個別体験の参加もできます。 |
レギュラークラス体験 |
既にあるクラスに体験として参加します。 レギュラークラスにお友だちがいる場合は、こちらの体験コースがおすすめです。 |
田上先生によると、「子どもにとっては初めての場所・初めての大人と一緒に体験するもの。基本的には個別体験がおすすめ」とのことです。
「わくわく創造アトリエ」に興味がある人は、まずはお問合せをしてみましょう!
→広島五日市プレイルーム アトリエ体験をしてみませんか?
「わくわく創造アトリエ」ここでしかできない体験を!
「わくわく創造アトリエ」広島五日市プレイルームをご紹介しました。ここでしかできない体験と楽しみが、「わくわく創造アトリエ」にはたっぷり詰まっています!今回は、「ボールと絵画で遊ぼう」クラスの様子をお伝えしましたが、2018年夏アトリエでは他クラスも開催されていました。
次は、筆者が家族で参加した「積み木で街を作ろう!」クラスの様子をみなさまにご紹介しましょう。次回も、お楽しみに♪
わくわく創造アトリエ広島五日市プレイルーム
住所 |
〒731-5124広島市佐伯区皆賀2丁目2-31 |
電話番号 |
082-533-7571 |
ホームページ |
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駐車場 |
あり(2台/無料) |
担当ライター