第1回 『ヘアサロンオーナー 末永めぐみさん』
第一回目に登場してくださったのは、広島市在住の末永めぐみさん(33歳)。1歳の男の子のママであり、2018年4月に市内にオープンしたサロンのオーナーでもあります。透明感のある美しい笑顔で私たちを出迎えてくださった末永さん。彼女が母として、妻として、そしてひとりの女性として輝き続ける秘訣はいったいどこにあるのでしょうか。
ママじゃなきゃダメ!の幸せ
末永さんがまず語ってくれたのは、ママになった喜びについてでした。
「私は息子には色々な人とふれあい、コミュニケーション能力を高めてあげて、ママじゃなきゃダメになりすぎないように育てていきたいという想いがありました」
保育園に入園前から末永さんの家には来客が多く、自然と色々な人と接する機会が多かった、という息子さん。5ヶ月になる前から保育園に通っていたこともあり、保育園に行くのが楽しみな、人見知りをしない子どもに育ってくれているのだそうです。
「でも、不思議ですね」
末永さんは言葉を続けます。
「最近、子どもが『ママじゃないとダメ』というシーンが多くなってきて。例えば、夜中寝ぼけて泣きだしたとき、主人がいくら抱っこしてもダメなのに、私が抱っこしたらぴたりと泣きやむ…。1歳前から私を必要としてくれることがすごく多くなったんです。でも、それがすごく可愛くて愛おしくて…。ママになってよかった、っていう喜びを実感できる瞬間ですね」
思い通りにならないのが子育て。末永さんの子育てのスタンスはどこでも誰にでも順応できる子どもに育てることだったけど…。
「私を必要としてくれている、というのが幸せだと実感している自分がいました」
そう優しくほほ笑んで、言葉をつづけてくれました。
お客様との「密mitu」な時間を…
サロンの名前は「mitu」。この店名にはどんな思いが込められているのだろう…?そんな気持ちを見透かすかのように、末永さんは語ってくれました。
「幸運にも主人がサロンを経営していたので、そこで働くという選択肢はありました。でも複数のスタッフが在籍するサロンで働く、ということはスタッフの育成やイメージの共有・意見交換などがとても大事になります。それは決して単純で簡単な作業ではないんです。しかし、私には保育園のお迎えの時間というタイムリミットがある。スタッフとのコミュニケーション不足で無責任になるようなことはしたくないな…そんな風に考えると、『1人でやる』という選択肢が今の私にはとてもしっくりきました。そう思っていたところ、主人の経営するネイルサロンが移転して、その一室を使ってみる?という話が浮上して。即答で『やる』って答えたんです」
そしてサロンのコンセプトについて。
「私は、来てくれたお客様ひとりひとりと密な時間を過ごしたい。だから、サロン名も『mitu』にしたんです。ゆっくりと日常を忘れられる時間を過ごしてほしい。心からリラックスしていただいて、お互いにゆっくりと信頼関係を構築していきたい。そして、一緒に『新しい自分』を探していきたい…。そんな想いで仕事をしています。個室ですから小さなお子さん連れできていただいても大丈夫。毎日頑張るママさんや女性たちに、自分へのご褒美の時間を提供できたら、それが私の喜びです」
働く女性のためにネイルとヘアの同時施術も可能です。
末永さんは続けます。
「大きな店舗の一員として、日々大勢のお客様に接していたスタイルから、個室でゆったり、ひとりひとりのお客様と向き合っていくスタイルへ。産前と産後で、働き方が180度変わりました。でも、芯の部分は変わっていないんです。私は、これからも色々なものをクリエイトしたい、表現していきたい。この信念を曲げないために、働き方を変えた。今ではそんな風に思えるんです」
今の私がベストであること
末永さんが仕事と子育てを両立させるために大切にしていることってなんだろう…?眩しい彼女の笑顔を見て、そんな疑問がわいてきたので聞いてみました。
「親のノンストレスが子どものノンストレスに繋がる、親と子お互いに無理をしないこと、これが夫婦の共通認識として子育ての軸にしています。毎日笑顔で子育てするために、自分がどう居るべきかを考える…これが私の大切にしていることです。
子育ての方法は人それぞれ。私の子育ての方法は仕事と子育てを両立すること。子どもとの時間が仕事の疲れを癒してくれる。子育てに煮詰まったら仕事でリフレッシュできる。そんな今のバランスが最高なんです。今、私はとても充実してベストな状態です。今の私がベストであると思えること…これが私の原動力です」
真っ直ぐな瞳で語ってくれる彼女の言葉はすべて自信に満ちあふれ、心にダイレクトに響いてきます。息子さんを抱っこしながら「強く優しくなるんよ」と語りかけているという末永さん。
「半年休んでいたのに私を待っていてくれるお客様がいる。私を必要としてくれる子どもがいる。夜眠る前に子どもの寝息を聞きながら、明日も仕事楽しみだな、と思う。私、今、本当に毎日が幸せなんです」
ここからはみんなが気になっている質問を
Q1_1日のスケジュールは?
Q2_休日の過ごし方は?
日曜は13時から14時まで子どものスイミングスクール。親子で一緒にプールに入るので自分もリフレッシュ。スイミング終了後、子どもがベビーカーでお昼寝している間におそめランチで至福の時間。
たまにお友だちとカフェでお茶することも。
Q3_家族での休日の過ごし方は?
家族3人が揃う貴重な休日は、動物園や水族館へお出かけ。
Q4_おすすめのベビーグッズは?
子ども椅子がない飲食店で子どもをホールドできるベルト。椅子がないところでもママにホールドできるので便利。
抱っこひもは二種類。エルゴは長距離用、モンベルは短距離用に。モンベルの抱っこひもは、産前に予約して産後に届く人気ぶり。コンパクトにたためるのでとっても便利。
Q5_子どものコーデのポイントは?
シンプルイズベスト
Q6_女性として気を付けていることは?
お客様をキレイにする仕事だから、常に『キレイでいたい』というマインドを持つこと。そのために、自分自身のオシャレを楽しむことも仕事だと考えています。
Q7_自分へのご褒美は?
1年に1回は大きな買い物をすること。少しずつ、一生使えるいいものが増えていくのが嬉しい。
Q8_広島おすすめショップは?
地蔵通りにあるお寿司屋さん「ひと志」。
お座敷があいていれば子どもOK。誕生日や母の日など、特別なときに利用します。
Q9_夫婦円満の秘訣は?
家事と仕事の分担を完ぺきにわけること。家事は私の仕事。主人は手を出さない代わりに口も出さない。主人は仕事に全力投球してもらっています。
同業だからこそ、お互いの大変さがわかるので、これも夫婦が仲良くいられるポイントかな?
頑張るところを間違えない生き方
やわらかな雰囲気を身にまといながらも、芯の通った強さを感じさせてくれる末永さん。彼女の言葉から、自分自身の生き方に自信を持っている人こそ、しなやかで美しい女性であり続けられるのだと教えてもらいました。
「親が楽しみながら子育てしていけば、きっと子どもも毎日楽しく過ごせるはず。そう私は信じています。
今、私が毎日充実して過ごせているのは家族や周囲のサポートがあってこそ。
私が今のスタイルで生活できていることに、すごく感謝しています。」
最後にこう語ってくれたのが印象的でした。
めぐみさん♡この度はインタビュー企画にご協力頂きまして、本当にありがとうございました!
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