「集中力がない」「人前が苦手」子供にまつわる悩みへの考え方は?

この記事をシェアする

子育てに悩んだとき、相談する相手もいなくて悶々とすることはないでしょうか。ママ友と悩みを共有しても「わかる~!」とはなるものの、すっきり!とまではいかないことも多いですよね。そんな育児のモヤモヤが、私たち母親の考え方ひとつで解消されるとしたら、ちょっと気になると思いませんか?私が“母親としての心がけ”を見直そうと思うようになったのは「子供に集中力をつけたい」と思って行った、造形教室の体験活動がきっかけでした。

わくわく創造アトリエでの活動がきっかけで子育ての悩みが軽減

子育てにまつわる悩みって、尽きることがありませんよね!私も「いいママって?子供への声のかけ方はこれでいいのかな?」と自問自答する日々です。

そんなある日「小学生になったときに困らないように、今のうちに子供に集中力をつけておきたい!」と習いごとを探していた私は、広島市佐伯区にある造形教室『わくわく創造アトリエ 広島五日市プレイルーム』を発見!まずは親子で、体験活動に参加してみました。
そのときの様子は、こちらの記事を参考にしてみてください。

わくわく創造アトリエの体験活動に参加して、場所見知りの娘がどんどん自信をつけていく姿に感動したと同時に、母親である私の悩みも軽くなっていることに気がついたんです。

講師の田上先生がたくさんのアドバイスをくれたおかげで「うちの子って、いわゆる“いい子”とか“育てやすい子”ではないんだよね…と悩んでいた部分も、母親の考え方次第では子供の長所に見えることがある」と実感。
今回は以前の私と同じように悩むママに向けて、とくに印象に残った田上先生のお話をご紹介します。

うちの子、大丈夫…?さまざまな悩みをぶつけてみました

集中力がない!

「うちの子って集中力がないみたい」「お家で遊んでいても長続きしない…」こういった集中力にまつわる話題は、ママ友の間でもよく登場します。わくわく創造アトリエでも「集中力をつけたい」と、体験活動に訪れる方は多いんだとか。

私たち親子が体験活動に訪れたとき、娘はすでにほかの習いごともはじめていました。しかしいつも上の空で取り組んでいるので、私も「どうやったら集中力がつくんだろう」と気になっていました。そのことを田上先生に話すと、目からウロコのアドバイスが返ってきたんです。

集中力がないように見えるのは、やらされているからですね。つまり、その習いごとが子供にとって“遊び”になっていないんですよ。子供って自分が本当にやりたいことは、寝食を忘れてでもやりますよね

確かに!わが子のお家での様子を思い返してみると、パズルや空き箱などの廃材で工作をしているときは「ご飯だよ~」と声をかけても「まだやるの!」と没頭しています。
今の習いごとは、娘が自分から「やりたい!」と言い出したので好きなんだろうと思っていましたが、そうとは限らないんですね。

しかし、とは言え「じゃぁ辞めよう」とあっさり諦めてしまっていいのでしょうか。
すると田上先生は…

よく『最後までやり切ってから』という大人もいますが、その最後って一体どこなんでしょう。オリンピックに行ったら?一流のアスリートだって、明確な最後ってないですよね。それよりも、今、年少さんだったらもう一度しっかり話をして、子供に選択してもらうといいかもしれません。自分で決めることが大事。たとえ親の考えとは違う決断を下したとしても『えらいじゃん、自分で決められたね』って、決断できたことを褒めてあげてほしいですね

と教えてくれました。

子供が自分で考えて決めるプロセスを繰り返すことで、自分がやりたいことを見つける練習にもなるんだとか。集中力がないように見える子供の行動は“夢中になれることにまだ出会えていない”というサインでもあるんですね。

挑戦しない!苦手なことはやりたくない様子

次に私が気になっていたのは、娘の消極的な性格。人前に出るのが好きではないし、自信がないことはやりたくない!という姿勢で、運動会のお遊戯でもひとり固まっています。
前からちょっぴり悩んでいましたが、田上先生の言葉で気持ちが軽くなりました。

それは失敗が怖いのかもしれませんね。4歳以上の子供なら少しずつ比較する力もついてくるので『周りより自分が劣っている』という意識を持っている子もいます。親は“子供がミスしないように”と考えがちですが、失敗のなかにこそ大きな学びがあるんですよ

わくわく創造アトリエの活動も「まずやってみよう!失敗と思ったらやり直そう」という方針で進んでいくんだとか。
ただ、私の娘のように今すでにミスを怖がる子供に対しては、どう声をかけてあげればいいのでしょうか。

よく『失敗しても大丈夫』と声をかけるママもいますが、子供にとっては逆にプレッシャーになるかもしれません。やり方としては“大人だってミスをする”っていうのを見せるといいかも。たとえば調味料をうっかり買い忘れたとき『あ~ママ失敗しちゃった』って子供の前で言っちゃうとか。お母さんも、完璧じゃなくていいんですよ。子供は、ママだってミスをするなら大丈夫だって安心できますから

なるほど!ママの失敗を見せてあげればいいんですね。田上先生はほかにも
「普段から『○○できてすごいね』と結果を褒めるのではなく、『頑張ったね』と過程を褒めるようにするといいですよ」と教えてくれました。

親は子供に“そつなくこなせる”ことを期待しがちですが、かたよっていてもいいんだとか。ひとつ好きなことを見つけて、とことんやる環境を作ってあげるといいそうですよ。

なかなか友だちと関われない

私が娘の様子で気になることのひとつに、自分からお友だちに関わって行くのが苦手?というモヤモヤもあります。幼稚園でも仲のいいお友だちはいるのですが、ひとりで遊ぶことも多いようです。これも、田上先生のひとことでポジティブに考えられるように!

他人に邪魔をされたくないタイプと、関わりたいけど方法がわからないタイプがいるので、はっきりとは言い切れませんが…ひとりが好きっていうのは素敵な個性。小さい子がひとりでやれるって、すごいことですよ。邪魔されたくないと思っているなら、それでいい。そのときは、そっと見守ってあげましょう。やりたいと思ったことに集中できる子なんだな、と思ってあげてください

これには思わず「なるほど!みんなと楽しく遊べる=いい子って思いがちだけど、ひとりが好きって別に悪いことじゃないんだ」とつぶやいてしまった私。すると先生から

いいところを見てあげないと、子供だってつらくなっちゃう。親が悪いと思っているところも、考え方によってはプラスになるんですよ。つい親は心配してしまいますが、それよりも『この子は大丈夫』って信頼してあげましょうよ

と、素敵なアドバイスが。
これには、私が自分の子を信じてあげなくてどうするんだ!と気付かされました。

こちらの記事では、子供たちが選んだ活動TOP3をご紹介▼

育児が楽しくなるかも!先生の考えにもっと触れてみよう

田上先生と話していると「子供の行動ひとつひとつ、親の考え方次第で見方が変わるんだ」と、ハッとさせられます。結局子育ての悩みを解決するには、子供を変えようとするのではなく、親のマインドを変えることが大切なのかもしれません

今回たくさんのアドバイスをいただきましたが、こうした田上先生の考え方は、わくわく創造アトリエの創設者である和久洋三先生から学んだものだとか。和久洋三先生は日頃は東京を中心に活躍されていますが、12月1日に広島で講演会を行うそうです。

子育てに悩むママにとっては、講演会は和久洋三先生のお話を直接聞く、またとないチャンス!AI時代に生き抜く力がテーマだなんて、とっても気になりますね。

「現状を変えたい」「子供が心配」「子供の本質を知りたい」と思っている方は、ぜひ気軽に参加してみてください!これまでの考え方が、ガラっと変わるかもしれません。

講演会について

次は「私の育児ってこれでいいの?」を解消!

田上先生のアドバイスで、これまで耳にしてきた「子供を見守る」「わが子を信頼する」「どんな姿も受け止める」という言葉たちの、本当の意味に触れたような気がします。今回ご紹介したお話は、ほんの一部。次は「つい、わが子にイライラしちゃう」「どうやって自己肯定感を高めてあげたらいい」といったお悩み相談について見ていきますよ。

わくわく創造アトリエ 広島五日市プレイルーム

住所

〒731-5124 広島市佐伯区皆賀2丁目2-31

電話番号

082-533-7571

HP

https://atorie-itsukaichi.jimdofree.com/

駐車場

あり(4台/無料)

関連記事はこちら▼

そのほかのわくわく創造アトリエの記事はこちら

担当ライター

この記事をシェアする