広島市内から車で20分、「広島なだ万」の夏の御膳&絶景で最高のひとときを
いつもなら家族で旅行に行ったり、帰省したりしている夏休み。今年はちょっと難しいですよね。ただ、こんなときだからこそ広島県内でじっくりと贅沢を味わういい機会なのかも。今回pikabuがおすすめするのは、グランドプリンスホテル広島にある日本料理店「広島なだ万」。ちょっと車を走らせて行ける非日常、癒しのひとときをご提案します。
withコロナの今、広島県内を楽しむ“マイクロツーリズム”が人気
長かった梅雨がようやく開け、夏本番。とはいえ、今年は県外に移動するのもちょっと気が引けるし、人が多いところなんてもってのほか。たまには家でゆっくり過ごす夏もいいのかもと考える人も多いかもしれません。
もちろんそれも楽しみ方のひとつですが、「せっかくのお休み、特別なことがしたい!」という人の間で“マイクロツーリズム”が注目されていることはご存じでしょうか?
「マイクロツーリズム」とは、3密を避けつつ、近場で過ごすコンパクトな旅のこと。移動費が安く済むので、その分、食事や宿泊先を豪華にできます。この機会に、普段ならなかなか利用できない高級店や高級ホテルへ出向く人も多いようですよ。
さて、今回pikabuが取材させてもらったのも、“マイクロツーリズム”としておすすめの「広島なだ万」。グランドプリンスホテル広島20階にある老舗日本料理店です。
出典:「広島 なだ万」公式サイトより
取材に行くまでは「敷居が高そうで行く機会がなさそう」と考えていた私。しかし実は、広島県民なら一度は行かないともったいない、“広島らしさ”を存分に堪能できるお店なんです。
【夏限定の御膳あり】広島なだ万で過ごす“非日常”なひととき
取材に向かったのは、ちょうどお昼どき。スタッフの女性の落ち着いた上品な雰囲気に早くも背筋が伸びます。
通路を案内され、その先に突然視界が開けたかと思ったら、目の前に広がる瀬戸内海…!
思わず「わぁ、きれい…!」と言いつつ、立ち止まってしまいました。
案内された席から見えるのは、梅雨明けしたばかりの青空と海、そして波を切って進む大きなタンカー。穏やかな瀬戸内海は眺めているだけで心が落ち着いてきますね。
広島なだ万では全席から瀬戸内海の景色を眺めることができます
瑞々しくて爽やか…!夏限定の御膳をいただきました
今回私がお願いしたのは「四季ごよみ」(¥3,388(税サ込))。広島なだ万の中ではお得で頼みやすく、ランチでは一番人気の御膳だそうです。
四季ごよみは、その名の通り春夏秋冬を意識した御膳。6月~8月は夏の御膳として提供されています。和食の定番が集められた献立は「老舗の和食とは」「なだ万とは」を知るのにぴったりですね。
まずは、こちらの「先付」から。おひたしと葛を練ったお豆腐をさっぱりといただきます。器が涼やかで夏らしさが感じられますね。
続いて、佐渡産の艶のある天然本マグロは肉厚でしっとりとした味わい。シンプルな味付けと大根おろしでいただくと、食材の美味しさを強く感じられました。
マグロは、瀬戸内海沿岸の広島ではそう見かける魚ではありません。その地域でなかなか出回らない食材であっても全国各地から厳選して食材を仕入れる、こうしたこだわりが贅沢な御膳をつくりあげているんですね。
そして、瀬戸内海で獲れた食材ももちろんしっかりと使われていました。
こちらは、瀬戸内産の太刀魚の天ぷら。旨味が強く感じられるので何か味付けをされているのかと思ったら、食材の味だけだそうです。なぜこんなにも素材の味が引き立つのか…感動が止まりません…!
御膳の夏らしさをより一層引き立たせているのが、こちらの「ところてん」。涼やかな器もですが、ところてんの透明感とじゅんさいの緑、トマトの赤が惚れ惚れする美しさですね。
ちなみに、こちらの可愛い「もみじ」。葛を揚げたもので、夏は緑色、秋は赤色のものが使われるそうです。
この日お話を伺った広島なだ万の調理長は、とっても気さくで楽しい方。お料理にも遊び心が感じられて、思わず笑顔になりますね。
そして、最後にいただくのがこちらの「いちごミルクプリン」。正直、「なだ万でもこんなデザートが出るんだ…」と驚いたのですが、一口食べてみて納得。見た目は淡いピンクなのに甘酸っぱいいちごの味が濃厚に感じられるのです。私が知っているいちごミルクプリンとは別格。なだ万の手にかかればこんな繊細なデザートになるなんて…と、あっという間に完食してしまいました。
広島なだ万には女性の調理スタッフの方が何人かいらっしゃるとのこと。いい意味で意外性のある、可愛らしいデザートがいただけるのも女性目線のセンスが活かされているからこそなんですね。
調理長に聞きました「四季ごよみのこだわり」
見た目が華やかで、いろいろなものを少しずついただける四季ごよみ。調理長にお話しを伺うと、
「四季ごよみはどちらかといえば女性に向けた献立を意識しています。かといって品数が少ないわけではなく、満足感のあるメニューになっています」
とのこと。ママ友とのランチにぜひ頼んでみたくなりますね!
さらに、献立は毎月食材の旬に合わせて変えているそう。ということは、月ごとに12通りの献立を楽しめるということ…!その時々の旬の食材、瀬戸内の美味をいただけるなら、夏だけといわずすべての季節に食べに来たい欲求にかられます。
ゆったりと落ち着ける店内、ふと見ると子供連れも
支配人によると、広島なだ万は子供と一緒に来店するお客さんも多いんだとか。子連れで行きやすい高級料理店は珍しいですよね。
ベビーチェアやベビーベッドの貸し出しもあるそうなので、小さなお子さんを連れたママも安心です。
ちなみに、広島なだ万では「お子様膳」(¥3,630円(税サ込))がありますが、子供用として四季ごよみを頼まれる方も多いんだとか。お子様膳とそう価格が変わらないうえに、子供も美味しく食べられる品が多いのでお子さん用としてもおすすめですよ。
宮島散策やホテル宿泊も・・・今こそ楽しみたい“広島ならではの贅沢”
夏のお出かけ先におすすめの広島なだ万。もっと贅沢したい方は、こんなプランはいかがでしょうか?
直行便で25分「広島なだ万×宮島散策プラン」
グランドプリンスホテル広島のすぐ傍には桟橋があり、宮島直行便が運航しています。
この船を利用すれば、宮島までわずか25分。船での移動は子供にも喜んでもらえそう。なだ万ランチの後に、宮島のカフェでコーヒーでも飲みながらのんびり過ごすのも素敵ですね。
高級リゾートで一日を優雅に過ごす「グランドプリンスホテル宿泊プラン」
なだ万のあるグランドプリンスホテル広島は、県内でも有数の高級ホテル。館内には温泉やスパもあるので、ママやパパが羽を伸ばすのにもぴったりです。
なだ万の食事と合わせて家族で宿泊すればそれだけで贅沢で特別な思い出になりそう。
例えば、夕焼けの瀬戸内海ビューを眺めながら懐石ディナー。その日の夜はホテルでゆっくりと過ごして、朝はなだ万の朝食で爽やかに迎える…なんてプランはいかがでしょうか?
ちなみになだ万の「和朝食膳」は県外の方にも喜んでもらえるように、穴子やしらすなど広島の味覚を取り入れた献立にしているんだとか。美味しい和朝食って家ではなかなか用意できないですよね。この機会に一流の和朝食を味わってみてはいかがでしょうか。
今年の夏は、広島の魅力を思う存分楽しもう
広島なだ万へは、広島市内から車でわずか20分ほどの距離。美味しい夏の御膳と瀬戸内海の絶景が、きっと非日常な贅沢を感じさせてくれるはずです。今回いただいたのは7月の四季ごよみ、8月からは調理長が選りすぐった旬食材によってまた新しい献立になるとのこと。今年の夏は、広島県民ならではの贅沢をぜひ楽しんでみてくださいね。
※表示価格は2020年7月時点での情報です。
広島 なだ万
住所 |
広島市南区元宇品町23-1 グランドプリンスホテル広島20階 |
営業時間 |
朝:7:00~10:30(L.O.10:00) 昼:11:30~15:00(L.O.14:30) 夜:17:00~21:30(L.O.21:00) |
TEL |
082-250-4700 |
定休日 |
年中無休 |
公式サイト |
公式Instagram:@hiroshimanadaman |
関連記事はこちら▼
担当ライター