子供だって夏バテに要注意!症状と防止策を知ってこの夏を乗り切る

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気温が高くなる季節には、夏バテが気になりますよね。いつからどんな夏バテ対策をすればいいのか、悩んでいる方も多いでしょう。大人だけでなく子供も夏バテになるので、その対策や万が一体調を崩した場合の応急処置なども知っておきたいもの。そこで今回は、夏バテになる原因と一緒に、その防止策もご紹介しましょう。生活リズムや食事に一工夫するだけで体調がグッとよくなることもあるので、実践してみてくださいね♡

これからの時期気をつけたい夏バテ!注意すべき症状とは?

まずは、夏バテが起こる原因と、注意したい症状などをご紹介しましょう。いざというときのための応急処置も一緒にお届けします。

夏バテはなぜ起きる?

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夏の気温が高い時期には、体温を少しでも下げるためにたくさんの汗をかきますよね。そんな汗には、水分をはじめ、ミネラルやビタミンが多く含まれてます。これらが不足することで疲労を感じたり、脱水症状になったりすることが、夏バテの原因だと考えられてるのだとか。特に小さな子供は、暑くても元気に遊びまわることが多いので、こまめな水分補給をすることが大切です。また、身体を冷やして喉を潤すために、冷たい飲み物をゴクゴクと飲むことも多いでしょう。冷たいものをたくさん飲むことで、胃腸に負担がかかり、消化機能が低下することもあります。消化機能が低下すると、食欲不振になってしまうだけでなく、必要な栄養素をうまく体内に取り込むことができずに、夏バテになることもあるのだとか。他にも、暑い屋外と冷房の効いた涼しい室内との大きな温度差によって、自律神経のバランスが崩れて夏バテにつながることもあります。また、熱帯夜でよく眠れず、睡眠不足になることでも自律神経が乱れ、夏バテになる子供も多いようです。

もしかして夏バテ?!症状で気をつけたいポイント

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夏バテの代表的な症状のダルさや倦怠感は、冷房に長く当たっている場合に感じやすく、体温の調節機能が正常に働かなくなっている可能性があります。あまりにも低すぎる温度設定などには注意しましょう。他にも、冷たいものをたくさん摂取することで起こると考えられている症状が、食欲不振や胃もたれ、胃痛や下痢といった症状です。また、屋外と室内の温度差などが影響して自律神経が乱れることによってストレスを感じやすくなるのも、夏バテになった際に気をつけておきたい症状のひとつ。なかでも特に注意したいのが、吐き気や頭痛などの症状です。ただの夏バテだから…といって放っておくと、熱中症を引き起こしてしまう可能性があるので、子供の様子をしっかりと見て早めに対策を取りましょう!

頭痛や吐き気、ダルさを感じたときにする応急処置3つ

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夏バテの症状を感じたら早めに処置することで、体調がよくなることもあります。そこで、頭痛や吐き気、ダルさなどの夏バテの症状を感じた場合の応急処置をご紹介しましょう。

涼しい場所に移動する

暑い場所に長時間滞在した際に、子供が頭痛や吐き気、ダルさを訴えている場合は、冷房が効いている室内や風通しのよい場所に移動しましょう。直射日光が当たらない場所をチョイスすることも覚えておきたいポイントです。積極的に動き回るのはやめて、安静に過ごせるように声掛けをすることも大切なこと。意識がもうろうとしている場合などには、早めに救急車を呼ぶことをおすすめします。

水分補給で身体を潤す!

暑い夏には汗をたくさんかき、身体の水分が足りなくなることがあります。夏バテの症状を少しでも感じたら、こまめに水分補給をしましょう。公園やお散歩の際は、水筒を持ち歩くのもいいですね。もしも脱水症状に陥っている場合に水分だけを補給すると、けいれんを引き起こす可能性があるため、塩分を含むスポーツドリンクなどを飲むのがおすすめです。嘔吐している場合には、返って危険な可能性があるため水分補給は控えて、医師の指示を仰ぎましょう。

体を冷やして暑さから身を守る

夏バテの症状を緩和するには、身体を冷やすことも効果的です。保冷剤や氷を使って、首筋や脇、股関節などをメインに冷やしましょう。うちわであおいだり、肌に直接水をかけたりするのもおすすめです。

夏バテにならないために気をつけたい防止策3つ

子供たちにとって楽しみのひとつでもある夏休み。せっかくの長期休暇を思いっきり楽しむためにも、夏バテにならない身体づくりをすることが大切です。そこで今からでもできる、おすすめの夏バテ防止策を3つご紹介します。

適度な運動と規則正しい生活が夏バテ防止の肝!

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適度な運動をすることで汗をかき、汗腺に刺激を与えることで、鈍っていた気候馴化の働きが目覚めることがあります。あまり日差しが強くない早朝や夕方などに、30分程度ウォーキングをするのが夏バテ防止におすすめです。夏休みを活用して、子供と一緒にお散歩感覚で実践してみるのもいいアイデア♡会話を楽しみながら、運動を楽しんでみてくださいね。自律神経を整えるため、規則正しい生活も心がけましょう。寝る時間や起床時間を決めて、寝不足を回避するのも大切なこと。熱帯夜でなかなか眠れないときには、冷房や扇風機を上手に活用しましょう。身体の体温調節機能を低下させないために、起床時間に向けてだんだんと温度が上がっていくように設定したりタイマーを使ったりして、身体が冷えすぎないようにするのがコツです。寝るときの冷房の温度は27度前後が◎

冷たい飲み物&冷房の効きすぎはNG

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暑さによって、子供も食欲不振になってしまうことがありますよね。そんなときはついアイスクリームや冷たいジュースなどを与えがちです。冷たいものをたくさん摂りすぎると消化機能の低下につながり夏バテになってしまう可能性があるので要注意。アイスクリームやジュースに多く含まれる糖を分解するためにビタミン類が失われ、夏バテが悪化してしまうこともあります。また、冷房の効かせすぎにも要注意です。常に冷房が効いた快適な部屋で過ごすことで体温調節機能が鈍って、夏バテを引き起こしやすくなります。寝るとき同様、少し暑いと感じるくらいの27度前後の温度設定を心がけましょう。

喉が渇いたと思ったら、もう遅い?!こまめな水分補給

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子供は暑さを忘れて遊びに夢中になることもしばしば。ふと気が付くと喉がカラカラ!なんてこともよくありますよね。ですが喉が渇いたと感じたときには、すでに脱水症状に近い状態になっている可能性もあるので要注意!喉が渇く前にこまめな水分補給を心掛けましょう。水分を補給する際は、ミネラルが補えるスポーツドリンクをチョイスするのがおすすめです。

食欲がないときにおすすめのさっぱりレシピ3つ

食欲不振になりがちな夏の季節。ちゃんと食事が摂れないことで夏バテになることもあります。そこで、夏バテ防止につながるおすすめのレシピをご紹介しましょう。

疲労回復効果のあるたんぱく質を使った「豚しゃぶ」

夏バテの防止に欠かせない栄養のひとつがビタミンB群です。子供が好きなスナック菓子や甘いものを代謝するためにも必要な栄養なので、積極的に摂取するのが◎そこでおすすめなのが、疲労回復効果が期待できるたんぱく質も一緒に摂れる豚肉です。そんな豚肉を使った夏にピッタリのレシピが、さっぱり食べられる豚しゃぶ。余計な脂も少ないので、暑い季節にも食べやすいメニューです。たっぷりの野菜やニンニクをプラスして食べるのもいいですよ!

アレンジ無限の「豆腐」を使ったさらっと食べられるスープ

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あっさりとした味わいと柔らかく食べやすい食感の豆腐も夏バテ防止にピッタリな食材です。冷房で冷えた身体のために、豆腐を使った温かいスープを作ってみるのが◎豚肉同様、疲労回復に効果的なたんぱく質がたっぷり含まれている豆腐はアレンジも自由自在です。豚肉とニラを加えて中華風スープにしたり、ビタミンB群をたっぷり含んだモロヘイヤをプラスしたりして、子供が食べやすいスープを完成させてみてくださいね。

クエン酸が豊富な「レモン」を使ったサラダ

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レモンの酸味は、唾液と胃液の分泌量をアップさせるので、食欲増進に一役かってくれます。また疲労回復にも効果的と言われているので、夏バテ解消にもってこいの食材です。トマトと玉ねぎを薄くスライスして塩レモンをかけて食べたり、サラダのドレッシングにレモン汁をプラスしたりと、意外にもアレンジは豊富。キャベツにレモン汁とゴマ油、塩コショウをかけた無限キャベツも子供に人気のレシピです!

夏バテに負けない身体づくりを心がけよう

海や花火、キャンプなど夏ならではの楽しいイベントは満載です。せっかくの夏休みを親子で楽しく元気に過ごすためには、夏バテなんてしていられませんよね。毎日の運動量や食事、室内環境などを見直して、夏バテなんて吹き飛ばしましょう!もしも体調に異変を感じたら、早めの対策も大切です。子供の様子をしっかり見ながら、楽しい夏を満喫してくださいね♡

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担当ライター

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