秋が旬の美味しい野菜を食べよう!子供が喜ぶレシピも紹介
秋は「実りの季節」と言われるように、食べ物が美味しい時期。そんな秋に旬を迎える野菜には、根菜類やいも類などがあります。食物繊維やでんぶんなどが多く含まれる秋野菜ですが、秋を迎える頃には甘味や風味がグンとアップして、栄養価もより高くなり、とっても美味しくなるんですよ!今回は、秋野菜の特徴や、子供が喜んでパクパク食べる栄養たっぷりの秋野菜を使ったレシピを紹介します。
秋野菜にはどんな種類がある?特徴や栄養価は?
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秋野菜と呼ばれる野菜の特徴は?
秋が旬の野菜には、以下のようなものがあります。
・根菜類…にんじんやごぼうなど
・いも類…じゃがいもや里芋、さつまいもなど
・きのこ類…しいたけやしめじ、まいたけなど
暑さが厳しい夏の間、自覚症はなくても、体は知らないうちにダメージを受けていることも多いですが、そのダメージを癒す効果があるとされているのがこれらの秋野菜なんですよ。秋野菜には、夏バテを解消する役割をするビタミンや、乱れた腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれているものが多くあります。特にいも類やきのこ類に含まれる食物繊維の多さは有名なので、知っている人も多いでしょう。「なるほど、だから秋が旬なのね!」と思わず頷いてしまった人もいるはず!
秋野菜は良いこと尽くめ!食べるとどんな効果があるの?
秋は、厳しい寒さの冬を迎える前の「蓄え」の時期。そのため、秋野菜も栄養分を中に溜め込むことで、甘みが増したり味が濃くなったり、より美味しく食べることができます。しかも旬の時期を迎えた野菜は安いということに加え、もちろん栄養価も高いので、むしろ「旬の時期に食べないと損」してしまうほど!また、秋が旬の野菜には、体の温度をキープする保温性や、健康な体づくりのために使われるでんぷんなどが豊富に含まれているものも。根菜類に多く含まれるビタミンやミネラルは、血行を良くしたり、代謝が良くなるよう手助けするはたらきをしてくれたりします。秋は冬の入り口でもあります。旬の時期に採れた栄養たっぷりの野菜を食べることで、冬の寒さに負けない、強い体づくりに役立ちますよ。
秋野菜を家庭菜園しよう!初心者にもおすすめって知ってた?
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秋野菜が初心者にもおすすめの理由って?
秋野菜の中には、家庭菜園の経験が全くない初心者さんでも、比較的育てやすい種類のものが多くあります。なぜかというと、種や苗を植えつけてから収穫までの期間が短いから。収穫までに時間がかかると世話を忘れてしまうこともありますし、育てるのにコツが必要だと途中で挫折してしまう可能性も…。きちんと収穫できることで達成感も生まれやすいため、子供と一緒に世話をするのもおすすめです。子供専用のプランターにはシールを貼ったり、イラストを描いたりして“自分のもの”にするのも良いアイデア。子供に「自分でもできた!」の経験をさせてあげる良いチャンスになりますよ!
秋野菜の栽培はプランター?それとも畑じゃないとダメ?
「野菜を育てるって、もしかして畑が必要…?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、安心してください!秋野菜はプランターでも育てることができます。秋に収穫できるものには小カブや小松菜、ラディッシュ、さつまいもなど、一つ一つのサイズが小さい野菜が多く、プランターで育てたとしてもそれほど場所を取りません。マンション住まいだとベランダぐらいしか家庭菜園スペースが作れないというケースも多いですが、プランターならベランダに置いても省スペースで済みますよ。
炒め物・煮物・サラダなどに!家庭菜園で育てやすい秋野菜3つ
さて、家庭菜園のビギナーでも育てやすい、3つの野菜を紹介します!
【小松菜】
ビタミンCやビタミンB群などの栄養素を多く含む野菜です。中でもカルシウムは特に豊富に含まれていて、成長期の子供や女性にはお助けマン的な存在の野菜でもあります。種を植えてから3~4日で発芽し、2~3回の間引き(生命力の強い苗だけを残す作業)や追肥を行うと、50~80日前後で収穫ができるようになります。広島市立の小学校などでは、学習の一環として小松菜を育てることもあるほど、ビギナー向けの野菜です。
【さつまいも】
まるで果物のように甘いものもあるさつまいもは、畑で育てるイメージが強いですよね。しかし実は、プランターでも育てられる初心者向けの野菜なんですよ。さつまいもを育てるときには肥料不要、しかも毎日水やりをしなくてもいいんです。水やりを忘れてしまった…というときも安心ですね。食物繊維やビタミンCなどが豊富に含まれます。5月上旬~6月ごろに苗を植え、9月下旬~11月ごろに収穫となります。苗植えから収穫までは約4~5ヶ月ほどかかるためロングスパンとなりますが、収穫できたときの喜びもひとしお!
【ラディッシュ】
ラディッシュは別名「ハツカダイコン」と呼ばれ、小型の大根のことを指します。サラダのトッピングや色どりなどに使われる野菜で、ビタミンCやカルシウム、カロテンなどの栄養素が含まれます。種をまいてから収穫まで約1ヶ月しかかからないので、初心者にも育てやすいことが特徴。間作(菜園の空いたスペースを有効的に活用すること)にも向いている野菜です。
子供も大喜び!栄養満点の秋野菜を使ったレシピを紹介
さて、ここからは子供がパクパク食べてくれる!秋が旬の野菜を使用した栄養満点レシピを紹介します。
サクッと食感がたまらない!天ぷら
どんな野菜でも、衣をつけて揚げることで子供も食べやすくなる天ぷら。一気にカットしたらあとは揚げるだけでOKの、工程数の少なさも魅力です!
【天ぷらの材料】
・天ぷらにしたい野菜(さつまいも、まいたけなど)
・水に溶いた天ぷら粉(または、卵1個、冷水200ミリリットル、薄力粉140グラム)
・油適量
【天ぷらのレシピ】
1.天ぷらにしたい野菜を食べやすい大きさに分ける。さつまいもなら斜めにカット、まいたけなら房をある程度まとめて割いておくなど、子供が食べやすい大きさにする。水分が残っていたら軽く拭いておく。
2.天ぷら粉を作る。専用の天ぷら粉を水に溶いたものでも、卵1個、冷水200ミリリットル、薄力粉140グラムを混ぜたものでもOK。
3.野菜のタネを天ぷら粉につけ、油で揚げる。
秋野菜がゴロゴロ入ってる!秋野菜カレー
子供が大好きなカレー。じゃがいもやにんじんなど定番食材のほか、れんこんやきのこ類など秋野菜をたっぷり入れてもOK!お肉なしでも美味しく食べられますよ。他のメニューに使った野菜が半端に余ってしまった…というときにもおすすめです。
【秋野菜カレーの材料】
・秋野菜(じゃがいもやにんじん、れんこん、きのこ類、かぼちゃ、玉ねぎなどお好みで)
・油適量
・水規定量
・カレールー規定量
【秋野菜カレーのレシピ】
1.好きな野菜を食べやすい大きさに切り分ける。じゃがいもやにんじんなどは乱切り、かぼちゃや玉ねぎはくし切り、れんこんは薄切り、しめじは小房に分ける。
2.厚手の鍋に油を熱し、かぼちゃを入れ、両面に焼き目をつける。その後、他の野菜を入れて炒める。
3.野菜に火が通ったら、規定量の水を入れて10分程度煮込む。
4.火を止めてからルーを入れ、少し煮込んで完成。
やさしい甘さが美味しい!さつまいももち
モチッとした食感の甘くて美味しいさつまいももちはいかが?ごはんのおかずはもちろん、おやつにもピッタリですよ!
【さつまいももちの材料】
・さつまいも170グラム
・片栗粉大さじ2
・砂糖・牛乳各大さじ1
・しょうゆ・みりん各大さじ2
・砂糖大さじ1(タレ用)
【さつまいももちのレシピ】
1.さつまいも170グラムは皮をむき、輪切りにしてから、5分ほど水にさらしてアクを抜く。耐熱容器に入れ、600ワットの電子レンジで7分ほど加熱する。
2.フォークの背などでさつまいもを潰し、滑らかになったら、片栗粉大さじ2、砂糖・牛乳各大さじ1を加えよく混ぜ合わせる。まとまってきたら、平たい丸になるように形を作る。
3.熱したフライパンにバター(有塩、適量)を入れ、丸めたタネを入れて中火で加熱する。焼き色がついたら裏返し、裏面も焼く。焼けたら皿に取り出す。
4.フライパンにしょうゆ・みりん各大さじ2、砂糖大さじ1を入れ、とろみがつくまで加熱し、タレを作る。皿に盛ったさつまいももちにタレをかけて完成。
栄養満点の秋野菜をたくさん食べよう!
野菜には旬の時期があり、栄養価が高く味や甘さもアップするため、旬といわれている時期に食べることで、野菜の栄養を余すことなく摂取できます。秋は実りの季節。じゃがいもやにんじん、きのこなど、料理に使いやすい種類の野菜が多いことや、子供が喜ぶようなメニューに使われる野菜もたくさんあります。秋が旬の野菜をぜひ毎日の食事に取り入れてみてくださいね!
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担当ライター