広島の三大祭りって?呉名物やぶは迫力満点☆その他人気イベント8選
みなさんは、広島のお祭りをいくつ知っていますか?歴史の深い広島では、神社で行われるお祭りや市民祭り、イベントなどがたくさん開催されています。そこで今回は、広島三大祭りや牡蠣祭りなど人気のお祭りをご紹介します!迫力満点の鬼「やぶ」にも注目です、ぜひチェックしてみてくださいね。
広島三大祭りってなに?
広島三大祭りってなに?
広島には有名なお祭りがたくさんありますが、その中でも筆頭格といえるお祭りが「広島三大祭り」です。広島県民ならおそらくご存知でしょう、この三大祭りを詳しくご紹介していきます!
【2020年は中止】浴衣で夏の始まりを楽しむ!とうかさん大祭
広島の三大祭り、ひとつめは「とうかさん大祭」。夏の始まりを象徴するかのように浴衣姿や屋台が賑わい、紙屋町や本通り、中央通りなど広島の街がお祭り一色になります。
元々は中区三川町にある圓隆寺(えんりゅうじ)のお祭りとして、江戸時代から親しまれてきたようです。この圓隆寺にあるご神体「稲荷大明神」は、とうかさんが行われる3日間のみ御開帳され御朱印もいただけるので、こちらにも注目したいところです。
そんな歴史あるとうかさん、今ではこの日が浴衣の着始めとなり、みんなで初夏のお祭りを楽しむようになりました。2003年からは浴衣でとうかさんを楽しむために、新しいお祭り「ゆかたできん祭(さい)」がビッグイベントとして開催されています。
名称 |
とうかさん大祭 |
住所 |
広島市中区三川町8-12 |
公式HP |
巨大茅の輪が見どころ!すみよしさん(住吉祭り)
ふたつめは、中区の住吉神社で毎年7月に行われる「すみよしさん(住吉祭り)」。このお祭りは、7月という1年の半分を過ごした時期として“半年分の心の垢を祓い除く”という趣旨の珍しいお祭りです。
最大の見どころは、拝殿前に設置される直径約3メートルほどの巨大茅の輪(ちのわ)!ここを左・右・左と8の字を描くように3回くぐってお祓いをします。また、人の形をした紙に名前と年齢を書いて本川に流してもらう「大祓人型(おおはらいひとがた)」は、自分の身代わりに罪やけがれをうつして水に流すという意味が込められているんだとか。このような珍しい神事に参加してみるのもおすすめです。
さらに神社前から原爆ドームや平和記念公園まで流れゆく漕伝馬船(こぎでんまふね)も見どころですよ!
名称 |
すみよしさん(住吉祭り) |
住所 |
広島市中区住吉町5-10 |
公式HP |
商売繁盛を願うお祭り!えべっさん(えびす講)
出典:ひろしまファンクラブ
最後は商売繁盛を願う秋のお祭り「えべっさん」。終戦3ヶ月後から、400年以上も途切れることなく続いている歴史あるお祭りです。広島三越の裏に胡子(えびす)神社があり、昔はこの時期になると商店街で誓文払い(せいもんばらい)として大売り出しをしていたんだそう。
えべっさんは11月半ばごろ3日間にわたって開催され、胡子神社を中心に屋台が並び、中央通りは歩行者天国となって夜神楽や太鼓演奏などのイベントで盛り上がります。
祭り中は、大判小判や宝船などの飾りつけが施された縁起物「こまざらえ(熊手)」が販売され、商売繁盛を願う事業主たちが買い求めて行列になっている様子が印象的です。その他にも、祭りに合わせて金文字の御朱印授与が限定で行われています。
名称 |
えべっさん(えびす講) |
住所 |
広島市中区胡町5-14 |
公式HP |
広島で人気のおすすめ祭り4選
【2020年は中止】約2,000の提灯が見物!万灯みたま祭
広島市中区にある護国神社で毎年5月に行われる「万灯(ばんとう)みたま祭」では、2日間にわたって楽しいイベントから伝統的な祭事まで行われます。まず万灯みたま祭の象徴となるのがたくさんの提灯(ちょうちん)。これは護国神社に祭られている戦没者の魂を慰めるため、祭りの期間に2,000灯以上の提灯が境内で掲げられるのだそう。
また、未婚女性たちが縁結びの舞を披露する「縁結びのみこ踊り」や神楽競演大会、子供相撲など、昼夜にわたり家族で楽しめる内容になっています。
名称 |
万灯みたま祭 |
住所 |
広島市中区基町21-2 |
公式HP |
広島の名産!各地で開催される牡蠣祭り
広島といえば牡蠣!毎年、1月後半から3月にかけて牡蠣のシーズンになると、県内のさまざまな生産地で「牡蠣祭り」が行われます。旬の牡蠣が試食できたり、牡蠣以外の海産物も購入できたりと、各地域の魅力を満喫できますよ。
主な開催場所は呉市、江田島市、廿日市市で、広島市でも西区観音新町にある「マリーナホップ」にて牡蠣祭りが行われています。詳しい情報は、毎年広島県のホームページで紹介されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
広島県HP |
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/88/kakimaturikarenda.html |
【2020年は中止】パレードも!大自然の中で行われる三原さつき祭り
毎年5月下旬に三原市の宮浦公園で開催される「三原さつき祭り」は、三原市花の“さつき”を中心としたお祭りで、家族で楽しめるイベントとして地元の人たちから愛されています。
会場は、グランドエリア、芝生イベントエリア、喰道楽エリア、ポポロエリアといった4つのエリアに分けられ、JRミニ新幹線やさつきの展示会など子供から大人まで楽しめます。さらに、広島県警察音楽隊による大迫力の演奏やさつきパレードも見どころです!
名称 |
三原さつき祭り |
住所 |
広島県三原市宮浦2-1 |
公式HP |
【2020年は中止】伝統“祇園まわし”に注目!忠海の祇園祭みこし行事
広島県の無形民俗文化財に指定されている「忠海の祇園祭みこし行事」。毎年7月中旬に開催され、その年の20歳となる男性がお祭りの主役となって神輿(みこし)を回しながら町内を練り歩きます。
一番の見どころは神輿を上下左右豪快に動かして見せる「祇園まわし」。新町、浜町、栄町、内堀などの特定場所で行われ、屋根すれすれの場所で巧妙にまわされる光景は勇ましく、地元民たちの風物詩となっているようです。
また、彼らが法被(はっぴ)につけた猿のお守りを取れた人は1年間無病息災で過ごせるといわれています。
この他にも、広島市内や東広島など各地で祇園祭は行われています。7月から8月のお祭り情報をぜひチェックしてみてくださいね!
名称 |
忠海の祇園祭みこし行事 |
住所 |
広島県竹原市忠海中町3-7-15 |
【2020年開催規模検討中】呉名物の秋祭り!「やぶ」はぜひ体験してみて
呉名物の秋祭りとは
呉市内にある約30もの神社で、11月の初旬に開催される呉名物の秋祭り!クライマックスには氏子が俵神輿を神社に奉納していくというシーンで終わり、これによって呉市民たちは年の瀬の気分へと向かうそうです。このクライマックスシーンは、まるでドラマかのような荒々しい光景で、俵神輿の攻防戦が約1時間ものあいだ繰り広げられ、見どころ満載なんだとか!
子供も大泣きの「やぶ」に注目!
なんといっても一番の見どころは、祭りに出没する「やぶ」!やぶは呉特有の名前ですが、見た目は鬼そのもの。竹の棒を振り回しながら大暴れして追いかけてきます。これには子供たちも怯えるほど泣き叫び、呉市民にはやぶにトラウマを持っている人も少なくないんだとか。大人も油断していると追いかけ回されるので、ご注意を!
クライマックスの俵神輿を神社に奉納するシーンでは、このやぶが待ち構え俵神輿を全力で阻止します。ここで氏子とやぶの大ゲンカが始まるのですが、これがかなりの迫力なんだとか。迫力満点の呉名物秋祭りを、ぜひ一度は楽しんでみてくださいね。
広島は一年中お祭り行事がたくさん!
今回は広島を代表するお祭りをご紹介しました。歴史あるものから新しくできたお祭りまで、広島では1月から12月を通してたくさん開催されています。最近では再開発された広島駅付近でのイベントもあり、北口広場で行われた「エキキタフェス」が話題になりましたね!開催されるものは各地域のホームページで随時チェックできますので、思い出づくりにたくさん参加してみてください☆
担当ライター